ソフトバンク2010年3月期決算

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4月27日、ソフトバンクが2010年3月期の決算(PDF)を発表。USTREAMで決算説明会の模様が生中継された。 2010年3月期は売上高が前期比3.4%増の2兆7634億円、営業利益が同29.7%増の4658億円、経常利益が同51.1%増の3409億円、純利益が同124.0%増の967億円。潜在株調整後の1株利益(EPS)は86.39円。自己資本比率は2009年3月期の8.5%から10.5%に上昇。 フリーキャッシュフローは3908億円と、前期の1815億円から大幅に増加。内訳は営業キャッシュフローが6680億円(前期4478億円)、投資キャッシュフローがマイナス2771億円(同マイナス2662億円)、財務キャッシュフローがマイナス1595億円(同マイナス2103億円)。現金および現金同等物の残高は4576億円から6876億円に増加した。 事業別ではモバイル事業の売上高が前期の1兆5628億円から1兆7014億円へ8.9%、営業利益は1713億円から2609億円に52.2%増加した。ARPUは4070円。その他の事業はブロードバンド事業の売上高が13.5%減の2034億円。ただし営業利益は3.2%増の487億円。ヤフー(4689)を抱えるインターネット・カルチャー事業の営業利益が8.0%増の1351億円。 フリーキャッシュフローの増加がすごい。経営の自由度は増す一方だろう。自己資本比率もまだまだ低いながら上昇した。当面の難題はSIMロックフリー化の流れにどう対応するか。 2011年3月期の業績予想は営業利益のみ開示。2010年3月期比7.3%増の5000億円を予想。これは現時点の四季報予想と同額だ。四季報の予想EPSは166.3円で、これをもとに計算した27日終値2195円の予想PERは13.2倍。 各社報道。 27日までの株価。 ソフトバンク日足チャート2010年1月25日~4月27日 PTS株価は27日終値比15円安の2180円。取引開始と同時に105円高の2300円まで上昇したものの、直後には売りに押され27日終値を下回った。
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