日本通信がストップ安|2010年3月期営業損益予想を赤字に修正

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MVNO(仮想移動体通信事業者)日本通信(9424・大H)が3000円ストップ安の7720円と急落。寄り付きから気配値を切り下げ、終日売り気配となった。 2月4日午後6時40分、第3四半期決算の発表と同時に2010年3月期の業績予想を下方修正。売上高を42億円から25億円、営業損益を1億3000万円の黒字から11億5000万円の赤字、最終損益を1億円の黒字から13億1300万円の赤字に修正し、失望売りが集中した。 携帯電話業界の競争激化により、法人向け事業が想定を下回った。日本通信では「携帯電話事業者による不当廉売や営業妨害に該当するおそれのある行為」により想定した成長を妨げられたとしている。 今期が修正した予想通りに赤字となった場合、2007年3月期から4期連続での営業赤字、最終赤字となる。 日本通信は2009年9月2日に新株発行で約18億円の資金調達(PDF)を行っており、2009年12月末の純資産は2009年3月期末の3億500万円から16億6900万円に、自己資本比率は9.4%から47.5%に回復している。なお、赤字転落前の2006年3月期末は純資産37億3300万円、自己資本比率69.6%だった。
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