TYO 2009年7月期の利益予想増額|最終赤字幅縮小
スポンサーリンク9月9日午前8時54分に、コンテンツ制作事業のティー・ワイ・オー(TYO)(4358)が2009年7月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を303億円から294億8000万円に、営業利益を3億1000万円から3億8000万円に、経常利益を1000万から1億2000万円に、最終損益を22億4500万円の赤字から18億6000万円の赤字予想に変更。未定としていた期末配当は無配にすると発表した。2008年7月期末の配当は4円だった。
売上 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | ||
---|---|---|---|---|---|
単位:100万円・円 | |||||
6月5日発表予想 | 30300 | 310 | 10 | -2245 | |
9月9日修正予想 | 29480 | 380 | 120 | -1860 | |
前期比 | 5.3%減 | 78.9%減 | 91.7%減 | ||
前期実績 | 31118 | 1805 | 1452 | 620 |
TYO株は前場の取引開始直前に発表された営業利益予想の増額と最終赤字幅縮小を好感し、一時25円高の116円まで上昇し、7月3日につけた年初来高値117円目前まで買われた。ただ、後場に入り値を消す展開となり、終値は8円高の99円。日足チャートは長い上ヒゲをつけた陰線となった。
TYOでは業績予想の修正理由について、売上高の減額は不況の影響によりテレビアニメ番組が延期・中止となったためとしている。営業利益の増額はコスト削減策の奏功、経常利益の増額はコンテンツへの新規出資を控えたため、最終赤字幅縮小は保有する円谷プロダクション株15.6%をバンダイナムコホールディングス(7832)傘下のバンダイに譲渡し、特別利益を計上したためとした。業績立て直しのためのコスト削減、投資削減が進んでいるもよう。
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