ワンダーテーブルに親会社がTOB

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11月27日、東証2部上場で首都圏に外食店を展開するワンダーテーブル(9174)が30円ストップ高の126円でカイ気配。売買不成立で取引を終了した。親会社によるTOBが発表され、買い付け価格にサヤ寄せした。

26日午後4時30分、発行済み株式の48.40%を保有する親会社ヒューマックスが完全子会社のクレディックスを通じ、1株あたり135円でTOBを行い完全子会社化すると発表した。TOB価格は過去1カ月間の平均終値90円に50%のプレミアムをつけた。TOB期間は11月27日から2010年1月13日まで。TOB成立後、ワンダーテーブルは上場廃止となる予定。ただしTOBの結果、株式保有比率が74.24%に満たない場合、応募株の買い付けを行わない。

ヒューマックスは首都圏を中心に27棟のビルを開発。グループ企業で飲食、ホテル、映画館、ボウリング場、健康ランドなどを運営している。ワンダーテーブルはヒューマックスグループの飲食・ホテル部門を担当。ワンダーテーブルは2009年3月期の連結業績が最終赤字1億6900万円となり、2010年3月期の第2四半期は営業段階から赤字に転落。営業赤字1億7300万円、最終赤字1億4300万円と、前年同期比でも赤字幅が拡大していた。ヒューマックスではワンダーテーブルを完全子会社化することで、機動的な経営を可能とし業績の立て直しを目指す。

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