[市況]1月21日の東京株式市場|日経平均130円高、中国経済指標発表後買われる

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東京株式市場概況

1月21日の東京株式市場は日経平均株価が130円89銭高の1万868円41銭、TOPIXは11.31ポイント高の956.03ポイントと4日ぶり反発。東証1部の出来高は26億2304万株、売買代金は1兆8990億円。騰落銘柄数は値上がり1013銘柄、値下がり504銘柄。25日騰落レシオは116.58%。新高値は30銘柄、新安値は0銘柄。

1日の流れ

1月20日の米国株式市場はダウ工業株30種平均が122.28ドル安と大幅反落。1月21日午前9時の東京外国為替市場は1ドル=91円20銭近辺で推移。 東京証券取引所は米株安を嫌気し、日経平均が32円73銭安の1万704円79銭で取引を開始。一時87円68銭安の1万649円84銭まで下落し、1月8日以来8営業日ぶりに1万700円台を割り込んだものの、午前9時半ごろを境に買いが優勢となり、39円47銭高とプラス転換して前場の取引を終えた。 午前11時、中国国家統計局が2009年10-12月のGDP(国内総生産)伸び率は10.7%になったと発表。2009年通年のGDP伸び率は8.7%だった。2009年12月のCPI(消費者物価指数)は1.9%、PPI(生産者物価指数)は1.7%上昇。強い経済指標を受け早期の金融引き締め観測が広がり、発表後の外国為替市場はユーロ売り、豪ドル売りとなった。ドル・円は91円60銭まで上昇。後場の日経平均は上げ幅を広げる展開となった。 2010年の日本株は主要国中最高の投資先になるとの指摘が複数のメディア(Bloombergモーニングスターおかねのこねた)で見られた。

規模別・業種別動向

規模別株価指数は大型株が1.4%、中型株が0.91%、小型株が0.72%上昇。 東証1部の業種別株価指数は全33業種中、30業種が上昇、3業種が下落。値上がり率1位は保険で2.17%上昇。続いて精密機器が2.12%、銀行が2.01%上昇。値下がり率1位はパルプ・紙で0.45%下落。続いて倉庫・運輸が0.38%、医薬が0.19%下落。

個別株動向

三井住友フィナンシャルグループ(8316・東1)の公募価格が2804円に決定。調達額は最大9730億円。アク抜け感から株価は大幅上昇、129円高の3020円と反発した。 トヨタ自動車(7203・東1)が130円高の4235円まで買われ1月15日に付けた昨年来高値4200円を更新。21日はソニー(6758・東1)、TDK(6762・東1)、電通(4324・東1)、ソフトバンク(9984・東1)も新高値。 鬼怒川ゴム工業(5196・東1)が33円高の240円と急伸し、昨年来高値を更新。21日付日本経済新聞朝刊で2010年3月期の営業利益が37億円になったもようと報じられ、寄り付きから買われた。鬼怒川ゴムは午前9時35分に業績予想の修正を発表。日経報道通りに営業利益予想を27億円から37億円に増額した。 積水ハウス(1928・東1)が2010年1月期の業績予想を下方修正。黒字予想から一転、営業赤字410億円、最終赤字315億円に減額した。21日終値は38円高の912円。 サンシティ(8910・東1)が154円安の2206円と急落。2009年12月期の業績予想を下方修正。赤字拡大となり嫌気された。
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