[市況]1月26日の東京株式市場|後場急落で日経平均187円安、金融引き締め嫌気した中国株下落の影響受ける

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東京株式市場概況

1月26日の東京株式市場は日経平均株価が187円41銭安の1万325円28銭、TOPIXは18.19ポイント安の916.40ポイントと3日続落。東証1部の出来高は23億7259万株、売買代金は1兆6209億円。騰落銘柄数は値上がり179銘柄、値下がり1396銘柄。25日騰落レシオは98.14%。新高値は14銘柄、新安値は8銘柄。

1日の流れ

25日の米国株式市場は4日ぶり小反発。ダウ工業株30種平均は23.88ドル高の1万196.86ドルとなった。26日朝方の東京外国為替市場は1ドル=90円前半で推移。 26日東京株式市場はこの流れを受け、落ち着いたスタート。日経平均は6円54銭安の1万506円15銭で取引を開始したあとプラス転換。1万500円台半ばでもみ合う展開となった。前場終値は13円27銭高の1万525円96銭。 後場の日経平均は急落。中国株式市場が金融引き締めを嫌気し大きく売られる展開となり、東京株式市場も大幅安となった。円が1ドル=89円60銭まで買われたことも下げに拍車をかけ、日経平均は2009年12月22日以来の1万300円台で取引を終えた。

規模別・業種別動向

規模別株価指数は大型株が2.13%、中型株が1.66%、小型株が1.61%下落。 東証1部の業種別株価指数は全33業種が下落。値下がり率1位は海運で3.96%下落。続いて電気機器が2.84%、銀行が2.64%下落。 医薬の下落率が0.15%、食料は0.34%と、ディフェンシブセクターが底堅さを見せた。

個別株動向

KDDI(9433・東1)が25日午後3時、ケーブルテレビ最大手のジュピターテレコム(JCOM)(4817・JQ)株37.8%を3617億円で取得、JCOMを関連会社化すると発表した。あわせて第3四半期決算を発表し、純利益予想を2550億円から2250億円に引き下げた。株価は業績予想の引き下げを嫌気し大幅安。4万5500円安の48万2500円で取引を終えた。 メルコホールディングス(6676・東1)が逆行高。331円高の2185円と大きく買われた。2010年3月期の業績予想を修正。営業利益を43億円から65億円に、純利益を25億円から38億円に増額した。修正後の1株利益予想は171円05銭。 ダスキン(4665・東1)が利益予想を増額。営業利益を95億円から115億円、純利益を60億円から75億円に上方修正した。1株利益予想は112円21銭。持ち分法適用会社でドミノ・ピザをフランチャイズ展開するヒガ・インダストリーズ株式をベイン・キャピタルに譲渡し、売却益6億4800万円を計上する。ベイン・キャピタルは米ドミノ・ピザの大株主。ダスキンの26日終値は9円高の1625円。 MARUWA(5344・東1)が2010年3月期の業績予想を上方修正。売上高を124億円から150億円、営業利益を4億6000万円から11億円、純利益を3億7000万円から9億円に増額した。修正後の1株利益予想は83円78銭。26日終値は9円高の2002円。 美容室チェーンの田谷(4679・東1)が26日午前10時45分、第3四半期決算を発表。営業赤字転落となった。株価は小反落。 カゴメ(2811・東1)が第3四半期決算を発表、あわせて通期業績予想を下方修正した。売上高を1800億円から1730億円、営業利益を68億円から56億円、純利益を38億円から34億円に減額。修正後の1株利益予想は34円18銭。26日は56円安の1624円と反落。 ドリームインキュベータ(4310・東1)が1万円ストップ高の7万2600円と急騰。第3四半期決算の黒字転換を好感した。売上高が22億2500万円(前年同期比9.8%増)、営業損益が1億6000万円の黒字となった。前年同期は13億6300万円の赤字だった。 KOA(6999・東1)が2010年3月期の業績予想を公表。売上高355億円(前期比13.3%減)、営業損益16億6000万円の黒字(前期15億9200万円の赤字)、純利益8億9000万円の黒字(同19億2700万円の赤字)とした。1株利益予想は23円82銭。 ドクターシーラボ(4924・東1)が1800円高の19万2100円と反発。2010年7月期の業績予想を上方修正。営業利益を60億円から75億円に増額した。
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