[市況]1月28日の新興市場|バイドゥと合弁で中国進出発表の楽天が新高値

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新興市場概況

1月28日の新興市場は日経ジャスダック平均が0.10%高と3日ぶり反発、東証マザーズ指数が0.36%安と4日続落、大証ヘラクレス指数が0.62%高と続伸。ジャスダック、東証マザーズ、大証ヘラクレスの主要3市場合計の出来高は4729万株、売買代金は481億円。騰落銘柄数は値上がり483銘柄、値下がり370銘柄。新高値14銘柄、新安値7銘柄。

新興市場個別株動向

楽天(4755・JQ)が中国検索エンジン最大手の百度(バイドゥ)と合弁で、中国でネットショッピングモール事業を展開すると発表。これを好感し、28日の楽天株は4200円高の7万3000円と続伸。一時4800円高の7万3600円まで買われ1月18日に付けた昨年来高値7万2800円を更新した。この日の大幅高で割り込んでいた13週移動平均線を回復。2009年3月を底にした上昇トレンドが継続している。 グリー(3632・東マ)が27日午後3時、2010年6月期の第2四半期決算(2009年7-12月)を発表。売上高150億1700万円(前年同期比207.1%増)、営業利益90億1300万円(同178.6%増)、純利益53億4500万円(同211.7%増)となった。通期予想は1月15日に上方修正した数値で据え置いた。28日の株価は440円安の5230円と急反落。グリー株は15日の増額修正を受けた週明け18日の取引で上場来高値6040円(1対2株式分割反映済み)を寄り付き直後に付けた後、長い陰線を引き、その後は高値を更新できずに5500円から5800円の水準でもみ合っていた。決算発表を受けたこの日の急落で25日移動平均線を大きく割り込んでおり、材料出尽くしから調整入りとなる可能性が高そうだ。
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