[市況]1月29日の東京株式市場|日経平均216円安、後場に売られ安値引け
スポンサーリンク東京株式市場概況
1月29日の東京株式市場は日経平均株価が216円25銭安の1万198円4銭、TOPIXは13.2ポイント安の901.12ポイントと反落。東証1部の出来高は22億5850万株、売買代金は1兆6266億円。騰落銘柄数は値上がり256銘柄、値下がり1349銘柄。25日騰落レシオは94.22%。新高値は8銘柄、新安値は21銘柄。1日の流れ
28日の米国株式市場はダウ工業株30種平均が115.70ドル安の1万120.46ドルと大幅反落。米上院本会議ではバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の再任が承認された。29日朝方の東京外国為替市場は1ドル=89円90銭前後で推移。午前8時すぎから円買いが進み、午前9時半すぎには1ドル=89円60銭前後をつけた。 29日東京株式市場は日経平均が106円24銭安の1万308円05銭で取引を開始し、下げ幅を広げる展開となった。米株安、前日比で円高推移する為替相場の影響を受けた。前場の日経平均は162円13銭安の1万252円16銭で取引を終えた。午前11時ごろにドル円が1ドル=90円台を回復。後場の東京株式市場は下げ幅を縮め、1万300円台を回復して取引を開始した。ただ、上値は重く再び下げ幅を拡大、安値引けとなった。日経平均は昨年12月21日以来の1万200円割れ。規模別・業種別動向
規模別株価指数は大型株が1.52%、中型株が1.37%、小型株が1.14%下落。 東証1部の業種別株価指数は全33業種中、1業種が上昇、32業種が下落。唯一の値上がりは非鉄金属で0.5%上昇。値下がり率1位はその他製品で2.64%下落。続いて保険が2.3%、精密機器が2.28%下落。個別株動向
リコール問題に揺れるトヨタ自動車(7203・東1)は70円安の3490円と6日続落。 昼休みに海運大手が相次いで第3四半期決算を発表。日本郵船(9101・東1)、商船三井(9104・東1)、川崎汽船(9107・東1)がそろって通期業績予想を修正した。郵船は営業赤字拡大。売上高を1兆6800億円から1兆7000億円、営業損益を180億円の赤字から220億円の赤字に修正した。商船三井は売上、利益とも増額。売上高を1兆3000億円から1兆3500億円、営業利益を100億円から130億円、純利益を20億円から50億円に上方修正した。川崎汽船は売上高を8100億円から8300億円、営業損益を590億円の赤字から580億円の赤字、最終損益を790億円の赤字から700億円の赤字に修正した。株価は郵船が7円安の313円、商船三井が6円安の566円、川崎汽船が2円高の321円。 アドバンテスト(6857・東1)が非公表だった2010年3月期の業績予想を開示。売上520億円(前期比32.2%減)、営業損益130億円の赤字(前期494億円の赤字)、最終損益135億円の赤字(同749億円の赤字)とした。2期連続の最終赤字となる。同時に第3四半期決算も発表。純資産は1475億円、自己資本比率は79.7%に低下。1株当たり純資産は825円。2007年3月期の純資産は2947億円、自己資本比率は80.5%、1株あたり純資産は1570円だった。株価は257円安の2253円と急落。 双日(2768・東1)が8円安の166円と反落。業績予想を下方修正し、営業利益を350億円から210億円、純利益を270億円から85億円に減額。期末配当予想を2円50銭配当予定から未定に変更した。 28日午後3時30分、日本電産グループが一斉に決算を発表。日本電産(6594・主大)は2010年3月期の業績予想を上方修正し、営業利益を580億円から670億円、純利益を550億円から630億円に増額した。修正後の1株利益予想は287円17銭。日本電産トーソク(7728・東1)、日本電産コパル(7756・東1)、日本電産サンキョー(7757・東1)、東証2部上場の日本電産サーボ(6585・東2)も業績予想を増額している。29日の株価は日電産が220円高の8890円と続伸、日電産サンキョーが14円安の793円、日電産コパルが4円高の1328円、日本電産コパル電子(6883・東1)が5円高の604円、日電産トーソクが142円高の1259円、日本電産リード(6833・大2)が47円高の1300円、日電産サーボはが485円と変わらず。 米アップルにヘッドフォンを供給するスピーカー関連製品大手のフォスター電機(6794・東1)が2010年3月期の業績予想を上方修正、配当予想も増額した。売上、営業利益、純利益とも増額した。1株利益予想は203円67銭から254円58銭に引き上げ。29日は109円高の2759円と続伸。 日本車輌製造(7102・東1)が通期業績予想を上方修正。売上、営業利益、純利益とも増額。1株利益予想は18円69銭から22円15銭に。29日は10円高の613円。 サッポロホールディングス(2501・東1)が2009年12月期の業績予想を修正。売上高予想を4000億円から3875億円に減額した。2008年12月期の売上高は4145億円で、270億円の減収となる。一方、営業利益は120億円から128億円に、純利益は30億円から45億円に増額した。修正後の1株利益予想は11円48銭。29日は5円安の477円と反落。 京セラ(6971・東1)が10円安の8200円と小動き。28日、業績予想を増額。営業利益予想を440億円から620億円に増額した。ただ、会社更生法を適用する方向で最終調整中とされる持分法適用関連会社ウィルコムへの売掛金や財政状態は業績予想に反映されておらず、ウィルコムの再建策次第では今後の再修正につながる可能性がある。なお、2009年12月末時点の売掛金残高は153億円。 カメラレンズ大手タムロン(7740・東1)は2009年12月期の業績予想を下方修正。1株利益予想を40円07銭から23円41銭に引き下げた。29日は16円安の1048円と反落。
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