[市況]1月4日の東京株式市場|日経平均108円高、2日ぶり反発、終値で昨年来高値更新

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東京株式市場概況

1月4日の東京株式市場は、日経平均株価が108円35銭高の1万654円79銭、TOPIXが8.16ポイント高の915.75ポイントと、ともに2日ぶり反発。東証1部の出来高は12億9096万株、売買代金は7079億円。騰落銘柄数は値上がり1114銘柄、値下がり434銘柄。25日騰落レシオは115.3%。新高値は8銘柄、新安値は3銘柄。

1月4日東京株式市場の動き

1月4日の東京外国為替市場は1ドル=92円70銭から93円10銭で推移。東京証券取引所は新取引システム「アローヘッド」稼働にともない初の1日取引となる大発会が行われた。日経平均は62円90銭高の1万609円34銭で寄り付き、上げ幅を広げる展開となった。前場終値は122円97銭高の1万669円41銭。後場は1万630円から1万670円の狭いレンジでもみ合い。大引けは108円35銭高の1万654円79銭となり、2009年8月26日終値の1万639円71銭を上回り、終値ベースの昨年来高値を更新した。ザラ場の昨年来高値は8月31日の1万767円ちょうど。

売買代金は7000億円割れ目前まで低下。年末年始で市場参加者が少なかったことに加え、新取引システムが稼働したことで様子見になったとの指摘があった。

売買動向

規模別株価指数は大型株が0.79%、中型株が1.16%、小型株が0.74%上昇。

東証1部の業種別株価指数は全33業種中、30業種が上昇、3業種が下落。値上がり率1位は空運で10.66%上昇。続いてガラス・土石が2.07%、鉱業が1.77%上昇。値下がり率1位は銀行で0.14%下落。続いてゴムが0.04%、鉄鋼が0.03%下落。

個別株動向

日本航空(9205・東1)が急反発。日本政策投資銀行のつなぎ融資枠が1000億円積み増しされたことを好感した。4日終値は21円高の88円。 アサヒビール(2502・東1)が20円高の1732円と小反発。3日、デンマークのビール大手カールスバーグと提携、1月から香港でカールスバーグ販売網を使い主力ビールの「スーパードライ」を販売すると発表した。 スマートグリッド関連株が急騰。2009年12月31日付日本経済新聞朝刊で、電力各社がスマートグリッド構築に向け大型投資を行い、2020年までの投資額が1兆円を超えると報じられ、関連株が買われた。電力量計大手の大崎電気工業(6644・東1)が130円高の960円、電力関連機器の東光電気(6921・東1)が80円ストップ高の548円、変圧器のダイヘン(6622・東1)が39円高の371円、同じく変圧器の高岳製作所(6621・東1)が39円高の371円、電力機器の日新電機(6641・東1)が43円高の506円。

主な新値銘柄

日産自動車(7201・東1)向け中心の自動車内装メーカー河西工業(7256・東1)が一時17円高の275円まで買われ、2010年5月25日につけた昨年来高値273円を7カ月ぶりに更新。昨年末からの日産自動車と日産自動車関連株が買われる流れに乗った。日産自動車関連ではタチエス(7239・東1)、ヨロズ(7294・東1)も昨年来高値を更新。 その他アコーディア・ゴルフ(2131・東1)、TOWA(6315・主大)、安川電機(6506・東1)、日本電産(6594・主大)、富士重工業(7270・東1)が新高値をつけた。 新安値はカルチュア・コンビニエンス・クラブ(4756・東1)、伊予銀行(8385・東1)、T&Dホールディングス(8795・東1)。
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