[市況]1月5日の東京株式市場|日経平均27円高、後場上げ幅縮めるも連日の高値更新

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東京株式市場概況

1月5日の東京株式市場は、日経平均株価が27円4銭高の1万681円83銭、TOPIXが3.82ポイント高の919.57ポイントと、ともに2日続伸。東証1部の出来高は21億544万株、売買代金は1兆4656億円。 騰落銘柄数は値上がり792銘柄、値下がり715銘柄。25日騰落レシオは116.9%。新高値は38銘柄、新安値は2銘柄。

1月5日東京株式市場の動き

1月4日の米国株式市場は大幅高。ダウ工業株30種平均が155ドル高と反発し、昨年来高値を更新した。1月5日午前の東京外国為替市場は1ドル=92円20銭から92円60銭で推移。東京証券取引所は日経平均が64円65銭高の1万719円44銭で寄り付き上げ幅を拡大。前場に2009年8月31日につけたザラバベースの昨年来高値1万767円ちょうどを約4カ月ぶりに更新。午後1時ごろに136円25銭高の1万791円04銭まで上げ幅を広げた。その後、1ドル=91円70銭まで円が買われたことや、ロイター通信により三井住友フィナンシャルグループ(8316・東1)が8000億円超の公募増資を実施と伝えられことで上げ幅を縮小した。

売買動向

規模別株価指数は大型株が0.51%、中型株が0.33%、小型株が0.07%上昇。大型株主導の上昇となった。 東証1部の業種別株価指数は全33業種中、29業種が上昇、4業種が下落。値上がり率1位は石油・石炭で5.17%上昇。続いてその他金融が3.74%、海運が3.67%上昇。 値下がり率1位は輸送用機器で1.48%下落。続いてゴムが0.64%、食料が0.52%下落。

個別株動向

場中に8000億円規模の増資報道があった三井住友フィナンシャルグループ(8316・東1)はアク抜け感から急騰。一時140円高の2755円まで買われた。5日終値は38円高の2653円。

主な新値株

日経平均が昨年来高値を更新し、個別株でも数カ月ぶりの新高値となる銘柄が増加。JSR(4185・東1)が昨年9月24日につけた昨年来高値1960円を、コニシ(4956・東1)は昨年1月5日につけた高値950円を更新。 台湾子会社レックスチップ生産増強が報道されたエルピーダメモリ(6665・東1)は昨年8月21日につけた高値1554円を更新。TDK(6762・東1)は昨年9月17日、村田製作所(6981・主大)は昨年7月30日以来の高値。 4日にスマートグリッド関連物色で急騰した東光電気(6921・東1)は連日の大幅高で昨年9月10日につけた高値619円を更新。日産自動車(7201・東1)系部品大手のカルソニックカンセイ(7248・東1)は昨年10月27日以来の高値。三井物産(8031・東1)は昨年6月2日以来の高値更新。
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