[市況]1月8日の東京株式市場|日経平均116円高、3日ぶりザラバ高値更新
スポンサーリンク東京株式市場概況
1月8日の東京株式市場は、日経平均株価が116円66銭高の1万798円32銭と2日ぶり反発、TOPIXは9.44ポイント高の941.29ポイントと5日続伸。東証1部の出来高は26億3017万株、売買代金は1兆9060億円。騰落銘柄数は値上がり1107銘柄、値下がり442銘柄。25日騰落レシオは116.69%。新高値は26銘柄、新安値は2銘柄。1月8日東京株式市場の動き
1月7日の米国株式市場はダウ工業株30種平均とS&P500が続伸し15カ月ぶり高値を更新。藤井裕久前財務相の辞任を受け、後任財務相に就いた菅直人副総理兼経済財政担当相が7日午後、就任会見で為替相場は「もう少し円安がいい」と発言。1月8日の東京外国為替市場は午前7時ごろ、4カ月半ぶり高値となる1ドル=93円78銭まで上昇。東京証券取引所は日経平均が61円64銭高の1万743円30銭で寄り付き上げ幅を100円超に拡大、一時1万816円45銭まで買われ、5日につけたザラバの昨年来高値を更新した。前場終値は71円58銭高の1万753円24銭。後場は3連休を控えたポジション調整の売りに加え、鳩山由紀夫首相が菅財務相の為替水準発言を批判したことで円が92円82銭まで買い戻され、日経平均は一時マイナスに転じた。ただ、それ以上に売り込む動きとはならず反転。引けにかけ再び上げ幅を100円超に拡大した。株価指数オプション1月物の特別清算指数(SQ)は1万798円75銭。売買動向
規模別株価指数は大型株が1.05%、中型株が1.01%、小型株が0.76%上昇。 東証1部の業種別株価指数は全33業種中、26業種が上昇、7業種が下落。値上がり率1位は輸送用機器で2.65%上昇。続いて機械が2.02%、陸運が1.99%上昇。 値下がり率1位は鉱業で1.74%下落。続いて空運が1.71%、石油・石炭が0.91%下落。個別株動向
日置電機(6866・東1)が2009年12月期業績予想を黒字から赤字に修正。営業損益が5000万円の黒字から2億7000万円の赤字に、最終損益が1000万円の黒字から2憶8000万円の赤字に減額。8日終値は11円安の1622円。 ハニーズ(2792・東1)が2010年5月期の業績予想を下方修正。前回予想から売上高を8.0%、営業利益を32%減額した。8日終値は34円高の560円と急騰。 2月期決算の小売大手が相次いで第3四半期決算を発表。イオン(8267・東1)は2009年9-11月期の営業利益が205億円と、前年同期の72億円から大幅増益となった。株価は急伸し、200日移動平均線を回復。52円高の848円引け。 セブン&アイ・ホールディングス(3382・東1)の2009年3-11月は売上高11.8%減、営業利益21.8%減。終値は2円安の1983円。 ローソン(2651・東1)は売上高40.2%増、営業利益1.5%増。株価は60円安の4100円。三菱UFJ証券がレーティングを「2」から「3」に引き下げ、嫌気された。 パルコ(8251・東1)は通期予想を下方修正。営業利益94億円から85億円へ、純利益を45億円から41億円に減額した。株価は出来高を伴い急落、終値は40円安の785円。 ミニストップ(9946・東1)は売上高8.3%減、営業利益48.6%減。株価は6円安の1133円。 小売り以外ではスター精密(7718・東1)が第3四半期を発表。第3四半期の最終赤字が5億5600万円となり、第2四半期の最終赤字17億5600万円から赤字幅が縮小。株価はこれを好感し79円高の841円と急騰。 アルバック(6728・東1)は120円安の2230円と急落。公募増資を発表、最大17%の希薄化が嫌気された。 日本航空(9205・東1)は続落し、9円安の67円引け。複数メディアが法的整理を活用する方向で最終調整入りと報じている。 キリンホールディングス(2503・東1)が2009年10月27日につけた昨年来高値1542円を約2カ月ぶりに更新。マンダム(4917・東1)は8月31日の高値2755円を、ツガミ(6101・東1)は6月19日の高値251円を更新。大手商社株では伊藤忠商事(8001・東1)が6月2日に付けた高値746円を約半年ぶりに更新。東海東京フィナンシャル・ホールディングス(8616・東1)も約半年ぶりの昨年来高値更新となった。
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