［市況］10月2日の新興市場｜各指数が相次いで75日線割れ

全体概況

10月2日の新興市場は日経ジャスダック平均が1.33％安、東証マザーズ指数は3.54％安、大証ヘラクレス指数は2.05％安となった。マザーズ指数は下落率が3％を超える急落となり、75日移動平均線を下放れ。ヘラクレス指数は8日続落のあと反発をはさんで3日続落。下げ止まりの兆しなく下落が続いている。2日は相対的に堅調だったジャスダックでも、日経ジャスダック平均、ジャスダック指数がそろって75日線を割り込んだ。1部市場同様、新興市場も3月以降続いていた上昇トレンドは終了の気配が色濃くなっている。

ジャスダック、東証マザーズ、大証ヘラクレスの主要3市場合計の出来高は2947万株、売買代金は279億円。値上がり175銘柄、値下がり740銘柄。新高値5銘柄、新安値29銘柄だった。

個別株概況

エーアイテイー（9381）が2日午前11時30分に2010年2月期の連結業績予想を修正、売上高を116億3400万円から101億円に引き下げたものの、営業利益を5億7900万円から7億円に、純利益を3億5900万円から4億4000万円に引き上げた。上方修正後の1株利益は1万8651円となる。株価は後場反発し一時1万100円高の14万5000円まで買われたものの、全体相場の軟調に押され値を消し、1300円安の13万3600円で取引を終了した。