［市況］10月8日の新興市場｜小幅上昇にとどまる

全体概況

10月8日の新興市場は日経ジャスダック平均が0.09％高、東証マザーズ指数は0.26％高、大証ヘラクレス指数は0.74％高となった。マザーズ、ヘラクレスとも続伸したものの、前日までの大幅上昇に比べると小幅な動きにとどまった。

ジャスダック、東証マザーズ、大証ヘラクレスの主要3市場合計の出来高は3268万株、売買代金は293億円。値上がり465銘柄、値下がり341銘柄。新高値9銘柄、新安値15銘柄だった。

個別株概況

10月7日引け後、トランスジェニック（2342）が厚生労働大臣認定TLOのヒューマンサイエンス振興財団と、「膵癌の新規腫瘍マーカー」に関するライセンス契約を締結したと発表。ストップ高に買われた。トランスジェニック株は9月3日に年初来高値2万5960円をつけたあと調整に入り、その後の安値である10月6日の1万7000円まで34.5％下落していた。8日の上昇で割り込んでいた13週移動平均線を回復、1月以降続いている上昇トレンドが継続するか注目される。