［市況］11月16日の新興市場｜マザーズ指数が10日続落、今年最長を更新

全体概況

11月16日の新興市場は日経ジャスダック平均が1.24％安と8日続落、東証マザーズ指数は1.64％安と10日続落、大証ヘラクレス指数は2.68％安と6日続落した。

マザーズ指数は200日移動平均線を割り込み、2月12日から24日にかけての9日続落を越え2009年最長続落となった。下落が10日以上連続するのは2008年9月22日から10月8日にかけて12日続落して以来。このときは447.79ポイントから271.68ポイントまで39.3％下落した。今回の下落率は16日時点で12.3％と昨年の12連敗時に比較すれば大きくはない。

ジャスダック、東証マザーズ、大証ヘラクレスの主要3市場合計の出来高は4558万株、売買代金は433億円。値上がり298銘柄、値下がり590銘柄。新高値5銘柄、新安値60銘柄だった。

個別株概況

グリー（3632）が急落。13日午後3時30分、株式の売り出しを発表、需給悪化を嫌気した売りに押された。グリー株は日足チャート、週足チャートとも上昇トレンドが崩れた格好となっている。

フェローテック（6890）が100円ストップ安の809円の大幅安となり、3月12日につけた年初来安値832円を更新した。13日午後3時30分、2010年3月期の通期連結業績予想を修正。営業利益を15億円から6億円に、純利益を8億円から1億円に減額し嫌気された。