[市況]12月30日の東京株式市場|日経平均91円安も12月は4カ月ぶり、通年では3年ぶり上昇

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全体概況

12月30日の日経平均株価は前日比91円62銭安の1万546円44銭、TOPIXは前日比8.28ポイント安の907.59ポイントとともに反落した。東証1部の出来高は17億666万株、売買代金は9291億円。値上がり323銘柄、値下がり1235銘柄、25日騰落レシオは112.12%。新高値は18銘柄、新安値は7銘柄。東証業種別株価指数は全33業種中、値上がり2業種、値下がり31業種だった。

12月29日の米国株式市場は小反落。30日の東京外国為替市場は1ドル=92円前半で推移。東京証券取引所はシステム更新に伴い、初の1日取引となる大納会が行われた。日経平均は寄り付き69円45銭高の1万707円51銭と反発して始まり、8月31日の年初来高値1万767円更新を期待させたものの失速、マイナスに転じた。後場寄りに一時持ち直しプラス圏に浮上したものの、大引け間際に利益確定売りの動きが強まり安値引けした。12月の日経平均は4カ月ぶりの上昇となり、前月比で12.8%上昇。2009年の日経平均は3年ぶりに前年比で上昇し、19.0%高となった。

個別株概況

日本航空(9205・東1)が大幅続落。28円安の60円とストップ安寸前まで売られ、11月24日につけた上場来安値85円を大幅に更新。終値は21円安の67円。法的整理を織り込み始めたと指摘されている。

富士重工業(7270・東1)が一時21円高の455円まで買われ、8月14日につけた年初来高値440円を更新。シティグループ証券の目標株価引き上げを好感、日産自動車(7201・東1)が3円安、トヨタ自動車(7203・東1)が10円安となるなど他の自動車株が軟調となるなか異彩高となった。

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