[市況]2010年2月16日の東京株式市場|日経平均20円高、米国・中国とも休場で閑散、売買代金連日の1兆円割れ

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東京株式市場概況

2010年2月16日の東京株式市場は日経平均株価が20円95銭高の1万34円25銭、TOPIXは1.7ポイント高の885.17ポイントと反発。東証1部の出来高は14億1633万株、売買代金は8415億円。騰落銘柄数は値上がり756銘柄、値下がり714銘柄。25日騰落レシオは73.93%。新高値は6銘柄、新安値は14銘柄。

1日の流れ

2月15日の米国株式市場はプレジデンツ・デーの祝日で休場。2月16日朝方の東京外国為替市場は1ドル=90円前後で推移。中国・香港・韓国・台湾などアジア各国の株式市場は春節(旧正月)で休場。 東京証券取引所は日経平均が31円23銭高の1万44円53銭で取引を開始。前場終値は47円04銭高の1万60円34銭、大引けは20円95銭高の1万34円25銭となった。米国・アジア各国が休場となり、終日商いは低調だった。日中の値幅はわずか40円余り、売買代金は大発会以来の1兆円割れとなった前日の9701億円をさらに下回った。

規模別・業種別動向

規模別株価指数は大型株が0.27%、中型株が0.09%、小型株が0.02%上昇。 東証1部の業種別株価指数は全33業種中、21業種が上昇、12業種が下落。値上がり率1位は空運で3.08%上昇。続いて石油・石炭が2.84%、海運が2%上昇。値下がり率1位はその他金融で1.78%下落。続いて繊維が0.79%、その他製品が0.63%下落。

個別株動向

15日、住友商事(8053・東1)がジュピターテレコム(4817・JQ)に株式公開買い付け(TOB)を行うと発表。KDDI(9433・東1)を上回る保有比率の確保を目指す。16日の株価は住友商事が44円安の967円、KDDIが500円高の49万4000円、ジュピターテレコムは寄り付きから気配値を切り上げ、1万5000円ストップ高の10万5000円で終日買い気配となり、大引けで10万5000株が比例配分された。2月2日に付けた昨年来高値10万2000円を更新。 セントラル硝子(4044・東1)が21円高の391円と反発。リチウムイオン電池用電解液プラントを新設すると発表した。 電源開発(9513・東1)が60円高の2865円と4日続伸。16日付日本経済新聞朝刊で、中日本高速道路などとともにベトナムで上水道や高速道路、発電所の受注をめざし、3月にも正式に決まる見通しと報じられた。 日本ケミコン(6997・東1)が16円安の310円と続落。公募増資を発表し嫌気された。発行済み株式数は約12%増加する。 OBARA(6877・東1)が新高値。一時73円高の980円まで買われ2009年7月1日に付けた昨年来高値953円を更新。終値は53円高の960円。 日本海洋掘削(1606・東1)は連日の上場来安値更新。2月8日引け後の通期予想増額後(PDF)、下落が続いている。2010年3月期の1株利益予想は521円57銭で、16日終値の4920円はPER9.43倍と割高感はない。ただ、チャート上に下値のサポートラインが全くなく、下げ止まりを見極めるまで手が出しづらい状況となっている。 コカ・コーラ セントラル ジャパン(2580・東1)も連日の新安値。この日は6円高の1088円と反発したものの、一時6円安の1076円まで売られ、前日に付けた昨年来安値1077円を更新した。2008年10月16日につけた上場来安値1074円が目前となっている。 トクヤマ(4043・東1)は5円安の460円と3日続落。一時8円安の457円まで売られ、2009年11月25日に付けた昨年来安値461円を約3カ月ぶりに更新。
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