[市況]2010年2月17日の東京株式市場|日経平均272円高、祝日明け米国、春節明け香港の大幅高好感

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東京株式市場概況

2010年2月17日の東京株式市場は日経平均株価が272円58銭高の1万306円83銭、TOPIXは19.46ポイント高の904.63ポイントと続伸。東証1部の出来高は17億5587万株、売買代金は1兆2322億円。騰落銘柄数は値上がり1403銘柄、値下がり177銘柄。25日騰落レシオは75.65%。新高値は12銘柄、新安値は4銘柄。

1日の流れ

2月16日の米国株式市場は大幅高。ダウ工業株30種平均が169.67ドル高の1万268.81ドルとなった。2月17日の東京外国為替市場は1ドル=90円20銭から30銭で推移。 東京証券取引所は日経平均が127円47銭高の1万161円72銭で取引を開始し上げ幅を広げる展開となった。前場終値は210円37銭高の1万244円62銭。後場は春節(旧正月)明けの香港株式市場でハンセン指数が大幅高でスタートしたことを好感、日経平均はさらに上げ幅を広げ高値引けとなった。売買代金は3日ぶりに1兆円を回復した。

規模別・業種別動向

規模別株価指数は大型株が2.4%、中型株が1.99%、小型株が1.42%上昇。 東証1部の業種別株価指数は全33業種中、32業種が上昇、下落は1業種。値上がり率1位は鉄鋼で4.66%上昇。続いて海運が3.54%、非鉄金属が3.21%上昇。唯一の値下がりはパルプ・紙で0.18%下落した。

個別株動向

原発関連株が一斉に買われた。16日、オバマ米大統領がジョージア州の原子力発電所に原子炉を新設する計画に対し83億ドルの債務保証を行うと発表。恩恵を受けるとみられた原発関連株に買いが向かった。日本製鋼所(5631・東1)が61円高の1077円と反発、東芝(6502・東1)は27円高の454円と続伸。木村化工機(6378・東1)は66円高の866円、トウアバルブグループ本社(6466・東2)は95円高の1915円と幅広い銘柄が大幅上昇となった。 アマダ(6113・東1)が新高値。一時54円高の721円まで買われ2009年6月12日に付けた昨年来高値708円を約7カ月ぶりに更新。OBARA(6877・東1)、シロキ工業(7243・東1)、あみやき亭(2753・東1)は新値追い。三菱電機(6503・東1)は一時27円高の773円まで買われ1月13日に付けた昨年来高値767円を約1カ月ぶりに更新した。 レナウン(3606・東1)は6円高の161円と反発。16日引け後、2010年2月期の業績予想を上方修正。赤字幅縮小が好感された。
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