[市況]2月2日の東京株式市場|日経平均166円高、米国株高・円安好感し大幅高

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東京株式市場概況

2月2日の東京株式市場は日経平均株価が166円07銭高の1万371円9銭と続伸、TOPIXは14.21ポイント高の912.82ポイントと3日ぶり反発。東証1部の出来高は18億7643万株、売買代金は1兆4499億円。騰落銘柄数は値上がり1072銘柄、値下がり464銘柄。25日騰落レシオは89.04%。新高値は12銘柄、新安値は15銘柄。

1日の流れ

2月1日の米国株式市場は大幅反発。ダウ工業株30種平均は118.20ドル高の1万185.53ドルと買われた。2月2日朝方の東京外国為替市場は1ドル=90円70銭から90銭で推移。 米国株高、前日比で円安推移する為替相場を受け、東京証券取引所は日経平均が105円96銭高の1万310円98銭と大幅続伸して取引を開始。前場は191円46銭高の1万396円48銭で取引を終えた。オーストラリア準備銀行(RBA)が政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートを3.75%に据え置くことを決定すると、豪ドルが対主要通貨で急落。円相場の上昇につながり、日経平均は一時上げ幅を縮めた。ただ、円が再び朝方と同水準に下落すると日経平均も値を戻した。

規模別・業種別動向

規模別株価指数は大型株が1.78%、中型株が1.36%、小型株が0.88%上昇。大型株主導の上昇が鮮明だった。 東証1部の業種別株価指数は全33業種中、29業種が上昇、4業種が下落。値上がり率1位は石油・石炭で4.67%上昇。続いて海運が4.04%、卸売が3.88%上昇。値下がり率1位はその他製品で0.6%下落。続いて陸運が0.05%、食料が0.03%下落。

個別株動向

トヨタ自動車(7203・東1)が155円高の3605円と8日ぶり大幅反発。1日、アクセルペダルの不具合をめぐる米国での大規模リコールの対応策を公表した。この日は日産自動車(7201・東1)が25円高の746円、ホンダ(7267・東1)は71円高の3070円、スズキ(7269・東1)は47円高の2102円と買われ、自動車株は堅調だった。 三井物産(8031・東1)が2日午後1時30分、2010年3月期の業績予想を上方修正。発表後株価は急上昇し、一時91円高の1384円まで買われた。 三井金属(5706・東1)が12円高の247円と反発。2010年3月期の経常利益予想を110億円から180億円に増額した。 コーエーテクモホールディングス(3635・東1)が75円安の621円と大幅続落。一部ゲームソフト発売延期を理由に2010年3月期の業績予想を下方修正。失望売りに押された。 ディー・エヌ・エー(2432・東1)が10万円ストップ高の62万5000円と急騰。昨年12月29日につけた昨年来高値59万1000円を約1カ月ぶりに更新した。1日午後3時、第3四半期決算を発表。10月に投入した自社製ソーシャルゲームのヒットにより、低迷していたページビューが急拡大し好感された。
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