2010年12月2日の日本株市況｜日経平均180円高と続伸、1万円回復

全体概況

2010年12月2日の日経平均株価は前日比180円47銭高の1万168円52銭、TOPIXは前日比11.14ポイント高の877.21ポイントとともに続伸した。東証1部の出来高は18億5696万株、売買代金は1兆3746億円。値上がり1294銘柄、値下がり243銘柄、25日騰落レシオは124.66％。新高値は23銘柄、新安値は0銘柄。東証業種別株価指数は全33業種中、値上がり31業種、値下がり2業種だった。

雑感

ドル・円は84円台に復帰。

ソフトバンクが新高値を取って、3000円台を付けている。2007年4月以来の水準だ。2007年4月高値はライブドアショック直前の2005年末につけた高値から下落する過程で付けた戻り高値で、かなり重要な価格帯だ。ここを上抜く意味は大きい。2009年2月を起点にソフトバンク株はトレンドラインに沿った長い上昇が続いている。上昇はまだまだ続くだろう。

スカイマークネタを書くのは久しぶり。昨日、今日と連続して大幅高だった。昨日はモルガン・スタンレーの目標株価引き上げ、今日はJAL退職者の大量採用で話題になった。JALが破綻する頃にスカイマークを叩いていた大手メディアは、「スカイマーク：「日航退職４７０人採用」　国際線経験者、待遇は切り下げ」(毎日新聞)という報道だ。JALが破綻すると言っては叩き、破綻した会社が社員を解雇すると言っては叩き、解雇された社員を雇う会社があれば叩き。何を考えて生きているのだろう。それでスカイマークの今後だけど、国際線進出は成功すると思っている。そりゃそうだ。東京－ニューヨークを半額で運行して黒字にできるなら成功するに決まっている。株価はそれを織り込みに行ってるわけだが、それでいくらまで上がるかというとそういうのは分からない。ツナギも入れられない片道株だから、天井を打った後は墜落だろうが、まあまだそういう感じはないか。

新興市場概況

12月2日の新興市場は日経ジャスダック平均が0.40％高と3日続伸、東証マザーズ指数は0.94％高と続伸した。ジャスダック、東証マザーズの2市場合計の出来高は2447万株、売買代金は340億円。値上がり564銘柄、値下がり297銘柄。新高値14銘柄、新安値4銘柄だった。