2010年5月7日の日本株市況|日経平均331円安と続落、米誤発注事件の激震襲う
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5月7日の日経平均株価は前日比331円10銭安の1万364円59銭、TOPIXは前日比24.98ポイント安の931.74ポイントとともに続落した。東証1部の出来高は31億1562万株、売買代金は2兆2597億円。値上がり91銘柄、値下がり1568銘柄、25日騰落レシオは97.65%。新高値は9銘柄、新安値は167銘柄。東証業種別株価指数は全33業種が値下がりとなった。
日経平均 | ||
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始値 | 10472.70 | -222.99 |
高値 | 10472.77 | -222.92 |
安値 | 10257.32 | -438.37 |
終値 | 10364.59 | -331.10 |
TOPIX | ||
始値 | 937.51 | -19.21 |
高値 | 937.60 | -19.12 |
安値 | 921.36 | -35.36 |
終値 | 931.74 | -24.98 |
各種指標 | ||
出来高 | 31億1562万株 | |
売買代金 | 2兆2597億円 | |
値上がり | 91銘柄 | |
値下がり | 1568銘柄 | |
新高値 | 9銘柄 | |
新安値 | 167銘柄 | |
騰落レシオ | 97.65 |
雑感
5月に調整を予想していた人は多かったと思う。しかしこういう事態を予想していた人は世界中に一人もいないだろう。誤発注でP&Gの時価総額が6兆円近く吹っ飛び、ダウが1000ドル近く下げて一気に1万ドルを割り、ドル・円が94円から88円に突っ込むようなことを事前に予想できるわけがない。でもこれが相場だ。年に一度は必ず予期しないトラブルで冷やっとさせられる。
大型株は2月から4月初めにかけて大きく上昇した。小型株と新興銘柄は4月いっぱい買われた。4月に入ってからは万年赤字企業まで急騰する始末だった。小型株買いから大型株買いに戻れば循環が続く形だったけれど、全体で調整に入るみたいだ。
印象としては思っていたほど下げていない感じ。後場は買い戻しが入っていた。まあ、さらに下を探りに行くかどうかは週明けにならないと判断はつかないけれど。日経は200日線を割り込んで反発、TOPIXも200日線にあとわずかのところまで行ってから反発した。下落が急だったから、いったんは大きく反発するだろうけど、1日2日で終わりだろう。再び上げ始めるにしても、6月からだと思う。
騰落レシオが100を切った。3月5日以来だ。2月半ばごろの騰落レシオは70台で、そこが絶好の買い場だった。今回はどのあたりまで低下するだろう? 70ポイントまで行かず、80ポイント台で反発に入ることもたまにある。よく見ておこう。
新安値が167に達した。もちろん今年最多。電力、食品、製薬、地銀、証券が目に付く。その他ではファーストリテイリング、ソフトバンク、王将、KDDI。ソフトバンクは2000円を割った。発売日の決まったiPadをソフトバンクが扱う発表があったけれど、週明けの株価に反応はあるだろうか。なければApple製品をテコにした業績の伸びへの期待はもう無いということだ。
ユナイテッドアローズは逆行高で、10.29%高。2011年3月期予想を発表した任天堂は7.67%安だった。
業種 | 指数 | 前日比 |
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大型株 | 931.31 | -2.53% |
中型株 | 1000.98 | -2.69% |
小型株 | 1418.19 | -2.89% |
業種 | 指数 | 前日比 |
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鉄鋼 | 688.66 | -0.24% |
ゴム | 1218.21 | -0.44% |
パルプ・紙 | 415.4 | -0.67% |
電気・ガス | 662.31 | -1.05% |
陸運 | 1103.18 | -1.36% |
金属製品 | 822.57 | -1.53% |
非鉄金属 | 775.99 | -1.61% |
卸売 | 852.02 | -1.68% |
鉱業 | 453.46 | -1.85% |
医薬 | 1304.1 | -1.93% |
情報・通信 | 1302.07 | -2.05% |
食料 | 796.93 | -2.34% |
輸送用機器 | 1650.21 | -2.38% |
石油・石炭 | 887.94 | -2.38% |
水産・農林 | 243.45 | -2.38% |
サービス | 735.76 | -2.39% |
小売 | 548.59 | -2.41% |
化学 | 844.17 | -2.74% |
銀行 | 135.9 | -2.78% |
繊維 | 437.62 | -2.86% |
機械 | 897.6 | -3.00% |
証券 | 325.97 | -3.06% |
海運 | 564.46 | -3.22% |
建設 | 432.26 | -3.28% |
電気機器 | 1415.03 | -3.37% |
空運 | 251.54 | -3.44% |
ガラス・土石 | 874.97 | -3.46% |
不動産 | 854.57 | -3.61% |
倉庫・運輸 | 1091.72 | -3.62% |
保険 | 636.91 | -3.62% |
その他金融 | 269.82 | -3.67% |
精密機器 | 2940.32 | -3.68% |
その他製品 | 1609.99 | -6.50% |
新興市場概況
5月7日の新興市場は日経ジャスダック平均が2.23%安と4日続落、東証マザーズ指数は3.87%安と続落、大証ヘラクレス指数は3.30%安と続落した。ジャスダック、東証マザーズ、大証ヘラクレスの主要3市場合計の出来高は5979万株、売買代金は580億円。値上がり120銘柄、値下がり898銘柄。新高値20銘柄、新安値42銘柄だった。新興市場指数 | ||
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日経JQ平均 | 1305.29 | -2.23% |
JQ指数 | 53.99 | -2.35% |
マザーズ指数 | 471.36 | -3.87% |
ヘラクレス指数 | 673.77 | -3.30% |
新興3市場合計 | ||
出来高 | 5979万株 | |
売買代金 | 580億円 | |
値上がり | 120銘柄 | |
値下がり | 898銘柄 | |
新高値 | 20銘柄 | |
新安値 | 42銘柄 |