2010年6月2日の日本株市況|日経平均108円安と続落、鳩山首相辞意で一時プラス転換するも再びマイナス圏へ
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2010年6月2日の日経平均株価は前日比108円59銭安の9603円24銭、TOPIXは前日比9.99ポイント安の870.05ポイントとともに続落した。東証1部の出来高は22億2241万株、売買代金は1兆5336億円。値上がり332銘柄、値下がり1240銘柄、25日騰落レシオは70.93%。新高値は9銘柄、新安値は37銘柄。東証業種別株価指数は全33業種中、値上がり2業種、値下がり31業種だった。
日経平均 | ||
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始値 | 9604.45 | -107.38 |
高値 | 9763.41 | +51.58 |
安値 | 9560.16 | -151.67 |
終値 | 9603.24 | -108.59 |
TOPIX | ||
始値 | 871.60 | -8.44 |
高値 | 882.65 | +2.61 |
安値 | 867.20 | -12.84 |
終値 | 870.05 | -9.99 |
各種指標 | ||
出来高 | 22億2241万株 | |
売買代金 | 1兆5336億円 | |
値上がり | 332銘柄 | |
値下がり | 1240銘柄 | |
新高値 | 9銘柄 | |
新安値 | 37銘柄 | |
騰落レシオ | 70.93 |
雑感
鳩山由紀夫首相辞意。小沢一郎幹事長もともに辞任。辞意報道があったのが前場半ばすぎ。そこからプラ転して、後場には再び安値に沈んだ。ようるするに、「次」もあまり期待できないと見たわけだ。
1990年代、多くの小党が乱立し、離合集散を繰り返し政治は混迷した。失われた10年と呼ばれた時代だが、結局10年では終わらなかった。2010年代も小党の乱立で始まった。この後は離合集散と再びの混迷だろうか? 小沢一郎も鳩山由紀夫も、1990年代に新党を作ったプレーヤーだ。長い年月をかけ政権を取り、そして何事を成すこともなく退陣して行く。
基本的に彼らの時代認識は、1990年以前の、日本が上り調子だった頃のままで止まっているのではないか。これは民主党だけでなく、自民党の政治家に対しても思うことだが…。
出生率の上昇が4年ぶりに止まった。少し前、リー・クアンユーは「日本の直面する少子高齢化に関しては、、、これは反転が不可能だと認識すべき」と述べたそうだ。その通りなのだろう。
2009年以前と、2010年以降で決定的に異なっている点がある。日本は今、中国・韓国に様々な面で劣後していると認識する人の増加だ。少なくとも1990年代にはなかったことだ。1990年代は、狂乱の1980年代に醸成された日本は世界で最も優れた国という傲慢と怠慢が下地にあり、それが改革への切実さに歯止めをかけた。
日本が急速な経済成長を遂げたのは、常に先進国からの劣後を意識した時だ。明治維新しかり、第2次世界大戦の敗戦後しかり、劣後の恥辱こそが日本を奮い立たせてきた。2010年代に日本が変化できるか否かは、中国・韓国に敗北したという意識が広がるかどうかにあるだろう。
業種 | 指数 | 前日比 |
---|---|---|
大型株 | 867.31 | -1.21% |
中型株 | 938.52 | -1.06% |
小型株 | 1331.36 | -0.91% |
業種 | 指数 | 前日比 |
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電気・ガス | 672.58 | +0.97% |
倉庫・運輸 | 1056.8 | +0.91% |
サービス | 713.35 | -0.04% |
情報・通信 | 1265.74 | -0.14% |
食料 | 755.92 | -0.26% |
陸運 | 1070.6 | -0.48% |
水産・農林 | 248.2 | -0.54% |
医薬 | 1268.15 | -0.68% |
不動産 | 749.98 | -0.69% |
繊維 | 410.85 | -0.80% |
化学 | 784.79 | -0.85% |
建設 | 403.97 | -0.86% |
精密機器 | 2608.48 | -0.91% |
パルプ・紙 | 416.4 | -0.94% |
銀行 | 129.56 | -1.08% |
機械 | 826.85 | -1.29% |
その他金融 | 234.34 | -1.29% |
電気機器 | 1268.44 | -1.30% |
ガラス・土石 | 795.8 | -1.39% |
輸送用機器 | 1513.03 | -1.44% |
海運 | 535.07 | -1.44% |
小売 | 505.73 | -1.45% |
証券 | 297.79 | -1.48% |
金属製品 | 767.33 | -1.52% |
鉱業 | 394.07 | -1.61% |
その他製品 | 1511.32 | -1.68% |
非鉄金属 | 720.14 | -1.70% |
ゴム | 1159.52 | -1.83% |
保険 | 596.22 | -1.92% |
石油・石炭 | 877.79 | -2.00% |
鉄鋼 | 637.1 | -2.65% |
空運 | 239.81 | -2.90% |
卸売 | 783.11 | -3.46% |
新興市場概況
6月2日の新興市場は日経ジャスダック平均が0.38%安と続落、東証マザーズ指数は0.09%安と6日ぶり反落、大証ヘラクレス指数は1.04%安と続落した。ジャスダック、東証マザーズ、大証ヘラクレスの主要3市場合計の出来高は2154万株、売買代金は526億円。値上がり271銘柄、値下がり531銘柄。新高値5銘柄、新安値10銘柄だった。新興市場指数 | ||
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日経JQ平均 | 1258.05 | -0.38% |
JQ指数 | 50.60 | -1.71% |
マザーズ指数 | 412.90 | -0.09% |
ヘラクレス指数 | 620.26 | -1.04% |
新興3市場合計 | ||
出来高 | 2154万株 | |
売買代金 | 526億円 | |
値上がり | 271銘柄 | |
値下がり | 531銘柄 | |
新高値 | 5銘柄 | |
新安値 | 10銘柄 |