2010年6月8日の日本株市況｜日経平均17円高と3日ぶり反発、新安値銘柄数は高止まり

全体概況

2010年6月8日の日経平均株価は前日比17円14銭高の9537円94銭と3日ぶり反発、TOPIXは前日比0.88ポイント安の858.33ポイントと3日続落した。東証1部の出来高は18億501万株、売買代金は1兆2679億円。値上がり769銘柄、値下がり748銘柄、25日騰落レシオは70.06％。新高値は6銘柄、新安値は178銘柄。東証業種別株価指数は全33業種中、値上がり13業種、値下がり20業種だった。

雑感

年初来安値更新銘柄数は減らず。食品の安値が森永製菓、森永乳業、サッポロ、キリン、コカ・コーラウエスト、J-オイルミルズ、キッコーマン、東洋水産。新薬は大日本住友、日本新薬、エーザイ、小野薬品。ディフェンシブ効かず。日揮、千代田化工建設、三井海洋開発が安値の更新を続けているのはBPのメキシコ湾原油流出事故の影響。シャープ、ソニー、三洋電機、カシオ、ダイキン工業、アドバンテスト、ニコンも新安値。新日鉄、住金、JFEと鉄鋼大手3社も年初来安値。地銀の安値続出も止まらず。不動産では三井不動産、三菱地所が新安値。

新興市場概況

6月8日の新興市場は日経ジャスダック平均が0.27％高と反発、東証マザーズ指数は1.74％高と反発、大証ヘラクレス指数は0.12％安と続落した。ジャスダック、東証マザーズ、大証ヘラクレスの主要3市場合計の出来高は1465万株、売買代金は337億円。値上がり423銘柄、値下がり379銘柄。新高値6銘柄、新安値20銘柄だった。