2011年1月26日の日本株市況｜日経平均62円安と3日ぶり反落

全体概況

2011年1月26日の日経平均株価は前日比62円52銭安の1万401円90銭、TOPIXは前日比6.64ポイント安の922.64ポイントとともに3日ぶり反落した。東証1部の出来高は16億2773万株、売買代金は1兆2334億円。値上がり452銘柄、値下がり1076銘柄、25日騰落レシオは111.04％。新高値は42銘柄、新安値は2銘柄。東証業種別株価指数は全33業種中、値上がり6業種、値下がり27業種だった。

雑感

チャートだけ見てると1月13日の高値を更新するのは時間がかかりそうな感じだ。日経平均もTOPIXもアイランドリバーサルを2個作ったあとに大陰線をつけている。25日線をもう一度下に抜ける展開になればきついことになりそうだ。横ばいになってくれれば御の字だが難しいかもしれない。

業種別指数を見ると、2週間前との比較では大型株が-1.10％。中型株は-0.21％、小型株は-0.01％で、大型株が先導して下げている。小型株はこの後、大きく買われた分、大きく下げる可能性があるだろう。マザーズ指数は1月14日高値479.56ポイントの1週間後には438.18ポイントまで10％近く下落している。そこからリバウンドして今日の終値は459.01ポイントまで戻したが、チャートは上ヒゲを生やしている。週末に向けストンと下げそうな足運びで注意が必要だ。上げるのも下げるのも極端な市場なので、13週線の414.93ポイント付近まではすぐだろう。

去年は節分が底になり、彼岸に向けて上げて行った。昨年、一昨年は春節前後に売買代金が大きく低下し1兆円を割り込んだ。今年も同様の閑散になるだろう。2月初めは春節に当たる。売買代金が低下するこの時期は、閑散に売りなしの格言どおり大きくは動かないだろう。従って、大きく動くなら春節直前の1月最終週ではないかと思う。

ドル・円はじりじりとドルの上値を切り下げている。ドルインデックスはサポートラインをあっさり割り込んで下落が続いている。ドル・円もこの流れを追うだろう。今週末から来週にかけてヒヤっとする場面があるかもしれない。

新興市場概況

1月26日の新興市場は日経ジャスダック平均が0.17％高と3日続伸、東証マザーズ指数は0.19％安と3日ぶり反落した。ジャスダック、東証マザーズの2市場合計の出来高は3117万株、売買代金は437億円。値上がり436銘柄、値下がり440銘柄。新高値32銘柄、新安値1銘柄だった。