2011年11月8日の日本株市況｜日経平均112円安と続落

全体概況

2011年11月8日の日経平均株価は前日比111円58銭安の8655円51銭、TOPIX（東証株価指数）は前日比12.42ポイント安の738.03ポイントとともに続落した。出来高は18億4598万株、売買代金は1兆124億円。値上がり182銘柄、値下がり1429銘柄。新高値5銘柄、新安値55銘柄。騰落レシオは80.09％。東証業種別株価指数は全33業種中、値上がり3業種、値下がり30業種だった。

メモ

オリンパスがついに80年代からの粉飾を認める。最終的には事業ごとにバラ売りで、高収益の医療機器事業は争奪戦だろう。それ以外の部門に所属する人たちには辛い日々が待っているだろう。

それにしても東京電力といいオリンパスといい、何十年にもわたって嘘を積み重ね破滅に至ったわけで、これは一体どうしたものだろう。両社とも指導層に当たる人たちは、20代のころから嘘を見、嘘を受け入れ、組織と共に嘘をつき続けることで出世の階段を登ってきたわけだ。なんという人生かと思う。先達の失敗を認めないことが出世の条件というのは、両社に限ったことではない。帝国陸軍から続く日本的組織のどうしようもない欠陥だ。

新安値増加。騰落レシオが80％まで低下。

新興市場

新興市場はジャスダックインデックスが0.58％安と3日ぶり反落。マザーズ指数は2.91％安と3日ぶり反落だった。出来高はジャスダックが2978万株、マザーズが2039万株。売買代金はジャスダックが154億円、マザーズが156億円。値上がりはジャスダック171銘柄、マザーズ38銘柄、値下がりはジャスダック492銘柄、マザーズ121銘柄。年初来高値更新はジャスダック4銘柄、マザーズ2銘柄、年初来安値更新はジャスダック25銘柄、マザーズ16銘柄。