2011年2月16日の日本株市況|日経平均61円高と3日続伸

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全体概況

2011年2月16日の日経平均株価は前日比61円62銭高の1万808円29銭と3日続伸、TOPIXは前日比4.73ポイント高の967.30ポイントと8日続伸した。東証1部の出来高は26億819万株、売買代金は1兆8357億円。値上がり711銘柄、値下がり760銘柄、25日騰落レシオは116.04%。新高値は119銘柄、新安値は0銘柄。東証業種別株価指数は全33業種中、値上がり20業種、値下がり11業種だった。

日経平均  
始値10758.86+12.19
高値10842.31+95.64
安値10752.61+5.94
終値10808.29+61.62
TOPIX
始値963.31+0.74
高値971.70+9.13
安値963.27+0.70
終値967.30+4.73
各種指標
出来高26億819万株
売買代金1兆8357億円
値上がり711銘柄
値下がり760銘柄
新高値119銘柄
新安値0銘柄
騰落レシオ116.04

雑感

2009年のリーマンショック後安値からの上昇期に、2003年から2004年にかけての相場と似ていることを指摘している人が幾人か居た。2010年春以降の軟調相場のなかで、そうした声を聞くことはなくなっていったのだが、今になって見直すと、やはり2003~2004年と、2009~2010年は似ている。同じパターンが続くなら、2011年も2005年と同様の上昇が期待できるわけだが、さてどうなのか。

2005年の日本株は郵政解散後の大上昇が待っていたが、小泉内閣と菅内閣では何もかもが違いすぎ、期待のしようがない。2006年以降の迷走で、日本は郵政を再改悪するという逆噴射で将来の禍根をさらに増やした。小泉政権下の好景気で一時歯止めがかかったかに見えた財政赤字と少子化は、リーマンショック後の不景気と民主党政権の迷走で再び悪化を始めている。

似ているのは商品価格が上昇していることか。前回の主役は石油で、今回は穀物だ。これは新興国の発展段階がさらに進んだことによるものだろう。2003年から2007年の上昇は新興国の工業発展による資源価格の上昇。そして2009年からの上昇は新興国の生活水準向上による食料価格の上昇。そう考えてみると、2000年以降の新興国の経済成長という大テーマ自体はまったく変わっていない。

ところで今回の上昇はいつ止まるのだろう。今回というのは長期ではなく、3~6ヶ月周期の上げ下げのことだが、時期的にはこれから1~2ヶ月がそろそろ危なそうな頃合いだ。例年通りなら4月に天井で、ゴールデンウイーク明けから下げるのだが。

規模別株価指数
業種指数前日比
大型株977.33+0.68%
中型株1016.22+0.20%
小型株1470.91+0.10%
セクター別騰落率
業種指数前日比
その他金融314.81+3.31%
証券297.43+2.90%
保険639.33+2.58%
その他製品1521.34+2.06%
ガラス・土石888.58+1.57%
不動産927.83+1.54%
銀行137.84+1.19%
ゴム1287.3+1.17%
非鉄金属876.43+1.05%
電気機器1418.21+1.03%
パルプ・紙386.22+0.85%
化学902.74+0.67%
金属製品822.29+0.65%
小売535.81+0.38%
空運273.86+0.31%
情報・通信1426.41+0.25%
精密機器2696.85+0.17%
海運543.58+0.13%
鉄鋼657.33+0.07%
食料790.23+0.07%
サービス763.23+0.00%
電気・ガス641.73+0.00%
水産・農林260.07-0.01%
陸運1044.91-0.05%
建設449.35-0.12%
医薬1354.53-0.24%
輸送用機器1891.24-0.26%
繊維497.17-0.37%
卸売946.94-0.45%
倉庫・運輸1093.76-0.49%
機械1027.84-0.51%
石油・石炭1046.3-1.25%
鉱業403.49-1.25%

新興市場概況

2月16日の新興市場は日経ジャスダック平均が0.21%高と4日続伸、東証マザーズ指数は0.41%安と3日ぶり反落した。ジャスダック、東証マザーズの2市場合計の出来高は6758万株、売買代金は527億円。値上がり461銘柄、値下がり465銘柄。新高値37銘柄、新安値10銘柄だった。
新興市場指数  
日経JQ平均1338.41+0.21%
JQ指数55.07-0.13%
マザーズ指数490.59-0.41%
新興2市場合計
出来高6758万株
売買代金527億円
値上がり461銘柄
値下がり465銘柄
新高値37銘柄
新安値10銘柄
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