2011年3月14日の日本株市況|東日本大震災受け全面安、日経平均633円安と3日続落

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全体概況

2011年3月14日の日経平均株価は前日比633円94銭安の9620円49銭、TOPIXは前日比68.55ポイント安の846.96ポイントとともに3日続落した。東証1部の出来高は48億8361万株、売買代金は2兆7738億円。値上がり103銘柄、値下がり1571銘柄、25日騰落レシオは82.53%。新高値は50銘柄、新安値は392銘柄。東証業種別株価指数は全33業種中、値上がり1業種、値下がり32業種だった。

日経平均  
始値10044.17-210.26
高値10049.92-204.51
安値9578.65-675.78
終値9620.49-633.94
TOPIX
始値896.68-18.83
高値896.79-18.72
安値843.86-71.65
終値846.96-68.55
各種指標
出来高48億8361万株
売買代金2兆7738億円
値上がり103銘柄
値下がり1571銘柄
新高値50銘柄
新安値392銘柄
騰落レシオ82.53

雑感

3月11日午後2時46分におきた東日本大震災により、東北地方の太平洋岸が壊滅的なダメージを受け、首都圏の経済活動も混乱したままの中、東京マーケットはすべて通常通りオープン。寄り付きから全面安の展開となった。福島原子力発電所が炉心融解をおこし、現在も懸命の対応を行なっている東京電力はストップ安比例配分となり、23.57%下落。2010年10月に行った公募増資価格の1株1843円を大きく下回る1621円で引けた。明日以降も下値を探る展開になるとみられる。東北電力もストップ安比例配分。原発推進政策が見直しを迫られるのは必至との見方から、日立製作所、東芝もストップ安。東北を中心とする路線網に深刻なダメージを受けたJR東日本もストップ安となった。

業種別株価指数は建設が唯一の値上がり。復興特需が生まれるとみた投資家の買いが向かった。東北を地盤とする福田組や植木組、地盤改良やテトラポットを手がける不動テトラ、海洋土木トップの五洋建設、プレハブ建設の日成ビルド工業、中央ビルト工業などが軒並みストップ高比例配分。建設資材レンタルの西尾レントオール、住友大阪セメント、太平洋セメント、デイ・シイなどセメント各社も買われた。

東証1部の新安値は392銘柄と、昨年10月29日の398以来の水準に達した。

規模別株価指数
業種指数前日比
大型株852.08-7.53%
中型株903.56-6.75%
小型株1260.55-9.74%
セクター別騰落率
業種指数前日比
建設454.81+6.42%
金属製品767.4-3.01%
医薬1282.71-3.40%
鉱業373.13-3.43%
食料742.32-4.55%
ガラス・土石799.63-4.84%
倉庫・運輸1009.12-5.24%
パルプ・紙345.55-5.90%
情報・通信1339.35-6.12%
精密機器2485.88-6.36%
鉄鋼560.52-6.43%
ゴム1267.54-6.52%
機械908.23-7.08%
空運235.95-7.14%
水産・農林237.98-7.28%
小売474.05-7.34%
その他製品1307.44-7.37%
陸運933.78-7.45%
卸売800.59-7.83%
海運459.9-7.87%
銀行118.29-7.90%
輸送用機器1594.71-8.10%
非鉄金属747.74-8.28%
化学765.99-8.51%
サービス691.88-8.61%
不動産790.82-8.66%
電気機器1215.77-8.71%
繊維423.47-9.47%
証券240.31-9.90%
電気・ガス576.81-9.95%
その他金融253.48-11.45%
石油・石炭946.42-11.51%
保険517.43-12.78%

新興市場概況

3月14日の新興市場は日経ジャスダック平均が10.14%安と6日続落、東証マザーズ指数は17.17%安と6日続落した。ジャスダック、東証マザーズの2市場合計の出来高は9893万株、売買代金は639億円。値上がり55銘柄、値下がり1059銘柄。新高値22銘柄、新安値175銘柄だった。
新興市場指数  
日経JQ平均1176.54-10.14%
JQ指数49.68-9.92%
マザーズ指数409.89-17.17%
新興2市場合計
出来高9893万株
売買代金639億円
値上がり55銘柄
値下がり1059銘柄
新高値22銘柄
新安値259銘柄
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