2011年3月30日の日本株市況｜日経平均249円高と3日ぶり反発

全体概況

2011年3月30日の日経平均株価は前日比249円71銭高の9708円79銭と3日ぶり反発、TOPIXは前日比15.88ポイント高の866.09ポイントと反発した。東証1部の出来高は31億382万株、売買代金は1兆8044億円。値上がり1395銘柄、値下がり210銘柄、25日騰落レシオは97.85％。新高値は19銘柄、新安値は1銘柄。東証業種別株価指数は全33業種中、値上がり30業種、値下がり3業種だった。

雑感

為替が円安方向に動き始めた。まだ85円のところにある大きな壁を突破したわけでもなく、何かが鮮明となったわけではない。しかし、長期的なトレンドの変換を思わせる動きだ。注意深く見守りたい。

東京電力の清水正孝社長が過労で入院し、勝俣恒久会長が15時から会見を行った。難しい会見を、うまくこなしたように思う。政府や東電が、背後でどういう絵を描いてこうなったのかは分からないが。ストップ安466円に張り付いていた東電株を、引け成りで3999万株が買われ話題になっている。既に今後の道筋は引かれてあり、それに乗った動きが始まっているということだ。ステージが変わったと見ていい。

新興市場概況

3月30日の新興市場は日経ジャスダック平均が1.21％高と5日ぶり反発、東証マザーズ指数は0.87％高と続伸した。ジャスダック、東証マザーズの2市場合計の出来高は2730万株、売買代金は345億円。値上がり563銘柄、値下がり317銘柄。新高値9銘柄、新安値4銘柄だった。