2011年5月2日の日本株市況|日経平均154円高と3日続伸、東日本大震災当日以来の1万円台回復

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全体概況

2011年5月2日の日経平均株価は前日比154円46銭高の1万4円20銭、TOPIXは前日比13.70ポイント高の865.55ポイントとともに3日続伸した。東証1部の出来高は18億3403万株、売買代金は1兆2301億円。値上がり1365銘柄、値下がり225銘柄、25日騰落レシオは95.01%。新高値は39銘柄、新安値は1銘柄。東証業種別株価指数は全33業種中、値上がり32業種、値下がり1業種だった。

日経平均  
始値9964.39+114.65
高値10017.47+167.73
安値9936.27+86.53
終値10004.20+154.46
TOPIX
始値861.60+9.75
高値866.65+14.80
安値860.49+8.64
終値865.55+13.70
各種指標
出来高18億3403万株
売買代金1兆2301億円
値上がり1365銘柄
値下がり225銘柄
新高値39銘柄
新安値1銘柄
騰落レシオ95.01

雑感

こういうサイトをやっておいてなんだが、1万円回復とか何日以来の何円台とか、たいした意味があるとは思っていない。そもそも日経平均を重要視しているわけですらない。

が、5月2日の終値1万円乗せは印象深い。3月11日金曜日の午後2時46分に東日本大震災が発生し、14分後の午後3時についた日経平均終値が1万254円43銭。14分間で100円幅の急落で引けている。しかし、この時点ではその後に待ち受けている事態を知る者は一人としていない。未曽有の大災害と、福島第一原発危機の混乱の中、週明け3月14日の取引で日経平均は600円超の下落で1万円を割り込み、以来1万円を下回る水準での取引が続いていた。それがほぼ50日でのフシ目の大台回復である。早かった、という感じである。

実際には危機が去ったわけではなく、福島第一原発の沈静化は早くて数年先の話だ。夏には電力問題が控えている。政治的混乱と財政問題は悪化の度合いを増して先送りされた。それでも結局は、海外景気だけが日本の株価を引っ張るという十年一日の現実を見せつけたということか。

あっ、オサマ・ビン・ラディン殺害が理由で上がったとかなんとか書いているところも結構あったんでしたね。ええと、オバマ大統領支持率上昇、アフガン撤退が可能になり財政が好転しとか、そういう因果で上昇はあるか。

規模別株価指数
業種指数前日比
大型株859.56+1.69%
中型株937.93+1.50%
小型株1344+1.39%
セクター別騰落率
業種指数前日比
海運440.73+3.82%
ゴム1391.05+3.64%
不動産769.35+3.36%
倉庫・運輸1011.77+2.75%
空運220.4+2.54%
鉄鋼565.32+2.53%
銀行115.89+2.53%
その他製品1285.23+2.29%
化学831.79+2.06%
繊維462.73+2.04%
食料763.38+1.99%
パルプ・紙333.75+1.95%
陸運917.25+1.95%
その他金融264.62+1.90%
機械1012.72+1.84%
建設449.92+1.72%
輸送用機器1659.92+1.64%
電気機器1283.5+1.62%
精密機器2532.56+1.62%
金属製品809.83+1.40%
卸売868.66+1.36%
水産・農林224.32+1.25%
証券226.13+1.24%
ガラス・土石836.83+1.09%
小売490.16+1.08%
非鉄金属806.27+1.05%
サービス706.06+1.00%
保険535.35+0.87%
医薬1298.47+0.76%
電気・ガス427.98+0.56%
情報・通信1385.34+0.52%
石油・石炭1058.21+0.23%
鉱業427.76-2.30%

新興市場概況

5月2日の新興市場は日経ジャスダック平均が0.73%高と3日続伸、東証マザーズ指数は1.04%高と続伸した。ジャスダック、東証マザーズの2市場合計の出来高は4926万株、売買代金は473億円。 値上がり627銘柄、値下がり290銘柄。新高値27銘柄、新安値4銘柄だった。
新興市場指数  
日経JQ平均1256.85+0.73%
JQ指数52.32+0.83%
マザーズ指数478.36+1.04%
新興2市場合計
出来高4926万株
売買代金473億円
値上がり627銘柄
値下がり290銘柄
新高値27銘柄
新安値4銘柄
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