2011年6月2日の日本株市況|日経平均164円安と3日ぶり反落

公開
スポンサーリンク

全体概況

2011年6月2日の日経平均株価は前日比164円57銭安の9555円04銭、TOPIXは前日比13.65ポイント安の825.76ポイントとともに3日ぶり反落した。東証1部の出来高は20億7081万株、売買代金は1兆3618億円。値上がり191銘柄、値下がり1390銘柄、25日騰落レシオは86.02%。新高値は12銘柄、新安値は12銘柄。東証業種別株価指数は全33業種中、値上がり2業種、値下がり31業種だった。

日経平均  
始値9560.63-158.98
高値9575.01-144.60
安値9517.28-202.33
終値9555.04-164.57
TOPIX
始値826.94-12.47
高値827.22-12.19
安値823.24-16.17
終値825.76-13.65
各種指標
出来高20億7081万株
売買代金1兆3618億円
値上がり191銘柄
値下がり1390銘柄
新高値12銘柄
新安値12銘柄
騰落レシオ86.02

メモ

全米雇用報告で民間部門の雇用者数が事前の市場予想を下回り、ダウ工業株30種平均は279.65ドルの大幅下落。東京市場も朝方から大幅安の展開に。

前日に提出された不信任議案を受け、菅直人首相が震災への対応に一定のメドが付いた段階で辞任する意向を表明。民主党小沢派が不信任案への賛成方針を撤回、不信任案は大差で否決された。投票総数445票、反対293票、賛成152票。民主党内から賛成票を投じたのは松木謙公議員(北海道12区)のみ。棄権は小沢一郎元代表他20名近く。

不信任案が可決されれば、解散総選挙か内閣総辞職しかない。総選挙に打って出れば敗北は必至で、首相であり続けるためには時期を決めずに辞任を表明するほかなかった。今回、具体的な時期は決めずに辞任を表明したことで、菅直人首相はずるずると政権に居座ることが可能となった。東日本大震災前、辞任必至の情勢となっていた菅直人は、地震の惨状を見て、「これでまだ首相ができる」と言ったという。今回は、震災への対応をまったく進めないことで、より長く首相の座にしがみつくことが可能となった。菅首相はより一層の災厄を日本にもたらすだろう。

規模別株価指数
業種指数前日比
大型株815.96-1.79%
中型株901.21-1.41%
小型株1296.86-1.19%
セクター別騰落率
業種指数前日比
水産・農林225.78+0.66%
電気・ガス349.6+0.56%
食料749.86-0.37%
証券215.38-0.49%
医薬1286.1-0.77%
小売495.22-0.85%
建設439.82-0.85%
サービス684.25-0.95%
陸運892.15-0.99%
倉庫・運輸964-1.12%
化学797.99-1.15%
空運220.38-1.20%
精密機器2535.95-1.56%
銀行108.19-1.61%
ゴム1356.06-1.69%
電気機器1225.62-1.74%
機械942.93-1.75%
情報・通信1356.31-1.76%
繊維441.83-1.86%
保険505.05-1.91%
金属製品779.76-1.92%
卸売818.56-1.97%
鉄鋼515.8-1.97%
その他金融246.37-2.00%
海運412.08-2.09%
非鉄金属745.4-2.28%
ガラス・土石783.63-2.46%
輸送用機器1616.25-2.64%
その他製品1209.66-2.66%
不動産733.18-2.69%
パルプ・紙322.85-2.70%
石油・石炭987.96-2.82%
鉱業409.33-2.86%

新興市場概況

6月2日の新興市場は日経ジャスダック平均が0.84%安と6日ぶり反落、東証マザーズ指数は1.33%安と6日ぶり反落した。ジャスダック、東証マザーズの2市場合計の出来高は5308万株、売買代金は420億円。値上がり250銘柄、値下がり565銘柄。新高値5銘柄、新安値5銘柄だった。
新興市場指数  
日経JQ平均1232.29-0.84%
JQ指数51.66-0.54%
マザーズ指数459.60-1.33%
新興2市場合計
出来高5308万株
売買代金420億円
値上がり250銘柄
値下がり565銘柄
新高値5銘柄
新安値5銘柄
スポンサーリンク
スポンサーリンク