2011年8月18日の日本株市況｜日経平均113円安と続落

全体概況

2011年8月18日の日経平均株価は前日比113円50銭安の8943円76銭、TOPIXは前日比9.34ポイント安の767.31ポイントとともに続落した。東証1部の出来高は17億3937万株、売買代金は1兆1715億円。値上がり417銘柄、値下がり1122銘柄、25日騰落レシオは69.53％。新高値は22銘柄、新安値は45銘柄。東証業種別株価指数は全33業種中、値上がり8業種、値下がり25業種だった。

メモ

日経平均は113円安で9000円割れ。ずいぶん下がった。騰落レシオは69.53。輸出大型株は工作機械、精密、自動車と年初来安値のオンパレードで飛散である。一方で、ネット関連を見ていると、見える風景はまったく違う。

新安値。SUMCO、住友化学、イビデン、コニカミノルタホールディングス、日本電気硝子、ディスコ、日立建機、クボタ、ブラザー工業、ミネベア、THK、安川電機、エルピーダメモリ、ルネサスエレクトロニクス、アルバック、TDK、ミツミ電機、ローランドDG、ヒロセ電機、船井電機、ウシオ電機、新光電気工業、太陽誘電、日東電工、三井造船、川崎重工、トヨタ自動車、ホンダ、スズキ、大日本スクリーン、リコー、セイコーホールディングスなど。こうやって並べると実にひどい。

ネット関連の新値。ディー・エヌ・エー（2432）、スタートトゥデイ（3092）、グリー（3632）、楽天（4755）、ウェザーニューズ（4825）。アフィリエイトのアドウェイズ（2489）が10％超上昇して新値をつけているが何かあったのだろうか。ニュースは特にないようだ。先週発表の第1四半期は減益。ヤフーとプロトコーポレーションは新安値。

エーザイ（4523）は連日の年初来高値更新。製薬で買われているのはここだけだ。

ファーストリテイリング（9983）は1万5000円目前まで上げてきた。外資系証券各社の格上げが相次いでいる。ここはフリースの大ブームやヒートテックの大ヒットなど、大きな出来事のたびに上場来高値を更新している。2009年11月の上場来高値はヒートテックが大ヒットした時に付けた。次にこの高値を更新するとすれば、次の大ヒット商品以外では海外売上高の伸長がきっかけになると思っていたが、いよいよその時が来つつあるようだ。

スカイマーク（9204）が5.55％高。一時1300円乗せ。円高メリットで買われているとか何とか。想定為替レートが1ドル＝82円、想定原油価格が1バレル＝111ドル。まあここに期待しているのはそういう見かけの上ブレではなく、規模の拡大による増収増益だが。今後、日本人の多くは、かつてのような馬鹿高い飛行機にはもう乗らない。JALとANAより安いスカイマークを選ぶ時代なのだ。国際線就航後はこぞってスカイマークを使うようになると思う。

為替は横ばいが継続。

新興市場概況

8月18日の新興市場は日経ジャスダック平均が0.36％安と5日ぶり反落、東証マザーズ指数は0.57％安と4日ぶり反落した。ジャスダック、東証マザーズの2市場合計の出来高は4363万株、売買代金は486億円。値上がり285銘柄、値下がり495銘柄。新高値11銘柄、新安値4銘柄だった。