2011年8月5日の日本株市況|日経平均359円安と反落、4日米国でダウ工業株500ドル超暴落、世界同時株安進む
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2011年8月5日の日経平均株価は前日比359円30銭安の9299円88銭と反落、TOPIXは前日比25.40ポイント安の800.96ポイントと4日続落した。東証1部の出来高は25億1458万株、売買代金は1兆6110億円。値上がり69銘柄、値下がり1576銘柄、25日騰落レシオは79.25%。新高値は5銘柄、新安値は80銘柄。東証業種別株価指数は全33業種中、値上がり1業種、値下がり32業種だった。
日経平均 | ||
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始値 | 9469.16 | -190.02 |
高値 | 9469.16 | -190.02 |
安値 | 9264.09 | -395.09 |
終値 | 9299.88 | -359.30 |
TOPIX | ||
始値 | 809.46 | -16.90 |
高値 | 809.72 | -16.64 |
安値 | 794.16 | -32.20 |
終値 | 800.96 | -25.40 |
各種指標 | ||
出来高 | 25億1458万株 | |
売買代金 | 1兆6110億円 | |
値上がり | 69銘柄 | |
値下がり | 1576銘柄 | |
新高値 | 5銘柄 | |
新安値 | 80銘柄 | |
騰落レシオ | 79.25 |
メモ
暴落。4日の米国市場は取引開始から売りが殺到。終日パニック状態の売りが続いた。ダウ工業株30種平均は512.76ドル(4.31%)下落し、リーマン・ショック時以来の下げ幅を記録した。米国の景気後退や欧州債務危機への懸念の高まりから投資家の処分売りが相次いだ。前日までも世界中で株価は下落していたが、4日に暴落となったのは欧州中央銀行(ECB)トリシェ総裁の発言が引き金との指摘がみられた。
為替は1ドル=79円40銭から78円50銭で推移。前日行った為替介入の効果は限定的、ドル安トレンドは変わらずとの見方が多い。ユーロ・円は1ユーロ=111円前後、ユーロ・ドルは1ユーロ=1.405-1.416ドルで推移。
東京市場は前日の米国株式市場の急落を受け、取引開始直後に9300円を割り込み終日安値圏で推移した。TOPIXは一時800ポイント割れ。新安値は80銘柄まで急増。東日本大震災直後のショック安を下回った銘柄が東証1部の5%近くになっていることは重く見るべきだろう。騰落レシオは79.25ポイントまで低下。70ポイント台は6月13日以来ほぼ2カ月ぶり。
東証1部の新高値はコロナ(5909)、TPR(6463)、ヤオコー(8279)、コナミ(9766)、バロー(9956)。その他の市場では100円ショップのセリア(2782)など。
新安値で目についたのは海運3社、イー・アクセス(9427)、野村ホールディングス(8604)、富士フイルムホールディングス(4901)、コニカミノルタホールディングス(4902)、旭硝子(5201)、日立建機(6305)、イビデン(4062)など。半導体関連の下落も継続。
日立製作所(6501)と三菱重工業(7011)の経営統合交渉は難航しているもよう。経営統合に積極的な日立と、部分事業の統合に留めたい三菱重工で隔たりがあるとのこと。
業種 | 指数 | 前日比 |
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大型株 | 782.29 | -3.24% |
中型株 | 887.64 | -2.84% |
小型株 | 1295.28 | -2.74% |
業種 | 指数 | 前日比 |
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空運 | 225.55 | +0.32% |
電気・ガス | 359.51 | -0.58% |
その他製品 | 983.56 | -1.26% |
パルプ・紙 | 344.06 | -1.60% |
食料 | 748.07 | -1.68% |
医薬 | 1237.78 | -1.80% |
金属製品 | 766.79 | -1.92% |
陸運 | 904.86 | -2.25% |
サービス | 711.49 | -2.29% |
繊維 | 428.1 | -2.31% |
情報・通信 | 1311.88 | -2.67% |
化学 | 772 | -2.81% |
建設 | 433.08 | -2.81% |
水産・農林 | 235.34 | -2.82% |
倉庫・運輸 | 955.48 | -2.88% |
銀行 | 109.16 | -3.05% |
小売 | 496.62 | -3.14% |
卸売 | 813.36 | -3.19% |
精密機器 | 2461.26 | -3.21% |
輸送用機器 | 1540.52 | -3.27% |
石油・石炭 | 947.11 | -3.32% |
機械 | 893.69 | -3.34% |
ガラス・土石 | 721.83 | -3.67% |
海運 | 366.28 | -3.70% |
電気機器 | 1149.73 | -3.86% |
保険 | 485.22 | -4.03% |
鉄鋼 | 509.16 | -4.11% |
不動産 | 729.44 | -4.17% |
その他金融 | 256.27 | -4.33% |
非鉄金属 | 725.98 | -4.38% |
証券 | 194.21 | -4.82% |
ゴム | 1353.25 | -5.06% |
鉱業 | 380.25 | -6.50% |
新興市場概況
8月5日の新興市場は日経ジャスダック平均が1.94%安と反落、東証マザーズ指数は3.22%安と4日続落した。ジャスダック、東証マザーズの2市場合計の出来高は4684万株、売買代金は528億円。値上がり75銘柄、値下がり888銘柄。新高値6銘柄、新安値39銘柄だった。新興市場指数 | ||
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日経JQ平均 | 1230.75 | -1.94% |
JQ指数 | 51.30 | -0.91% |
マザーズ指数 | 435.23 | -3.22% |
新興2市場合計 | ||
出来高 | 4684万株 | |
売買代金 | 528億円 | |
値上がり | 75銘柄 | |
値下がり | 888銘柄 | |
新高値 | 6銘柄 | |
新安値 | 39銘柄 |