[市況]2010年3月2日の東京株式市場|日経平均3日続伸、売買代金は低水準続く

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東京株式市場概況

2010年3月2日の東京株式市場は日経平均株価が49円78銭高の1万221円84銭、TOPIXは3.78ポイント高の902.71ポイントと3日続伸。東証1部の出来高は14億7512万株、売買代金は1兆268億円。騰落銘柄数は値上がり943銘柄、値下がり546銘柄。25日騰落レシオは85.84%。新高値は14銘柄、新安値は10銘柄。

1日の流れ

3月1日の米国株式市場はダウ工業株30種平均が78.53ドル高の1万403.79ドルと続伸。3月2日朝方の東京外国為替市場は1ドル=89円前半で推移。 東京証券取引所は日経平均が27円13銭高の1万199円19銭で取引を開始。前場、一時66円90銭高まで上昇後に値を消し、前場終値は2円26銭安の1万169円80銭とマイナスに転じて引けた。後場は再び上昇に転じ、49円78銭高で終了。前日1兆円割れとなった売買代金は大台を回復したものの、1兆268億円と依然低水準。

規模別・業種別動向

規模別株価指数は大型株が0.45%、中型株が0.41%、小型株が0.25%上昇。 東証1部の業種別株価指数は全33業種中、25業種が上昇、8業種が下落。値上がり率1位はその他製品で1.83%上昇。続いて海運が1.36%、精密機器が1.27%上昇。値下がり率1位はゴムで1.5%下落。続いて保険が0.91%、不動産が0.75%下落。

個別株動向

アステラス製薬(4503・東1)が1日、米医薬品会社OSI Pharmaceuticalsに対する株式公開買い付け(TOB)開始を発表。1日のOSIは51.9%上昇、19.23ドル高の56.25ドルと、アステラスの買い付け価格52ドルを上回って引けた。買い付け価格を引き上げるか、別の製薬会社がより高い買い付け価格を提示して買収に名乗りを上げる可能性をマーケットが織り込んでいるとの指摘があった。2日のアステラスは70円安の3275円と続落。 大正製薬(4535・東1)が1日引け後、100億円を上限に自社株買いを行うと発表。寄り付き直後に53円高の1588円まで買われた。 積水ハウス(1928・東1)が2011年1月期の業績予想を発表。最終黒字転換を見込む。2日は29円高の899円。 メガネトップ(7541・東1)が27円安の615円と6日続落。一時35円安の607円まで売られ、2月26日に付けた昨年来安値633円を更新した。2月既存店売上が18.5%の大幅減となり嫌気売りに押された。 ベスト電器(8175・東1)が一時27円安の186円まで売られ、連日の新安値。前日に付けた昨年来安値208円を更新した。1日、大規模な不採算店の撤退を発表。63店舗を閉鎖する。 ノーリツ鋼機(7744・主力大証)が一時16円安の545円まで売られ、2月26日に付けた昨年来安値551円を更新した。終値は3円安の558円。2010年3月期の業績予想を修正、従来の黒字予想から赤字予想への減額が嫌気された。
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