[市況]8月11日の東京株式市場|日経平均61円高、4連騰に4日連続年初来高値更新

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全体概況

8月11日の日経平均株価は前日比61円20銭高の1万585円46銭と4日続伸。4日連続で終値での年初来高値を更新した。午前5時すぎ東海地方で震度6弱の強い地震があったが、自動車メーカーなどへの大きな影響はなく、寄り付きは9円52銭の小幅安で開始。ほどなくプラス圏に浮上したが積極的に上値を追う動きはなく、狭いレンジでもみ合った。規模別では大型株指数の上昇率0.20%に対し、中型株指数0.78%、小型株指数0.86%と中小型株物色が目立った。

日経平均  
始値10514.74-9.52
高値10587.36+63.10
安値10512.21-12.05
終値10585.46+61.20
TOPIX
始値968.46-0.78
高値973.83+4.59
安値968.04-1.20
終値973.51+4.27
各種指標
出来高19億1398万株
売買代金1兆3472億円
値上がり1026銘柄
値下がり506銘柄
新高値116銘柄
新安値2銘柄
騰落レシオ113.04

個別株概況

戸田工業(4100)がストップ高比例配分。米国でのハイブリッド自動車用リチウムイオン電池正極材事業への補助金給付が決定したと発表、買いが流入した。また、民主党マニフェストの確定版が明らかになり、環境関連産業育成に向けた支援が打ち出されことを好感、ジーエス・ユアサコーポレーション(6674)が6.16%高、明電舎(6508)は6.65%となるなど環境関連株が活況となった。

日本板硝子(5202)が9.23%の大幅上昇となり、1月8日につけた年初来高値を更新。メリルリンチ日本証券が投資判断を新規「買い」、目標株価950円にしたと観測された旭硝子も大きく買われ、6.23%高となり7月27日につけた年初来高値を更新。ガラス・土石セクターは業種別値上がり率1位となった。

10日引け後に第1四半期決算を発表した電通(4324)は3.13%高となり、6月15日につけた年初来高値2115円を更新した。

サトー(6287)がストップ高。大和総研がレーティングを引き上げ好感された。

朝方、地震による影響で上下線の運転を見合わせたJR東海(9022)、浜岡原発4号機、5号機が自動停止した中部電力(9502)などが小幅安。

10日引け後に第2四半期業績予想を上方修正した船井電機(6839)は3.08%の下落。株価上昇を理由に野村証券が投資判断を「中立」に引き下げたことで積極的な買いが手控えられた。

セクター別騰落率
業種指数前日比
ガラス・土石843.56 +3.11%
保険709.89 +2.99%
建設474.18 +2.73%
その他金融264.73 +2.28%
小売539.87 +2.17%
証券423.19 +1.85%
金属製品816.38 +1.56%
非鉄金属824.72 +1.40%
化学844.72 +1.25%
サービス715.76 +1.13%
倉庫・運輸1147.23 +0.93%
パルプ・紙433.06 +0.92%
鉱業509.10 +0.86%
海運581.18 +0.86%
銀行174.67 +0.79%
水産・農林270.87 +0.77%
石油・石炭987.92 +0.77%
機械877.14 +0.66%
精密機械2792.32 +0.59%
食料817.98 +0.57%
情報・通信1361.80 +0.45%
不動産903.11 +0.45%
繊維464.27 +0.32%
その他製品1633.55 +0.26%
空運387.03 +0.01%
電気機器1305.88 -0.06%
卸売819.83 -0.19%
鉄鋼760.38 -0.23%
電気・ガス685.04 -0.27%
医薬1427.41 -0.40%
ゴム1376.13 -0.53%
陸運1133.93 -0.64%
輸送用機器1782.73 -0.90%
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