[市況]9月17日の東京株式市場|日経平均173円高、海外株高を好感

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全体概況

9月17日の日経平均株価は前日比173円3銭高の1万443円80銭と3日続伸。TOPIXも8.09ポイント高の939.52ポイントと5日ぶりに反発した。16日の米国株式市場が続伸、日経平均は102円48銭高の1万373円25銭で寄り付き堅調な推移を続けた。中国株式市場の反発を好感し、後場は一段高。上げ幅を広げ高値引けとなった。

東証1部の出来高は20億259万株、売買代金は1兆4414億円。値上がり1133銘柄、値下がり442銘柄、25日騰落レシオは80.33%。 新高値は39銘柄、新安値は31銘柄。東証業種別株価指数は全33業種中、値上がり29業種、値下がり4業種だった。

日経平均  
始値10373.25+102.48
高値10443.80+173.03
安値10340.14+69.37
終値10443.80+173.03
TOPIX
始値939.95+8.52
高値943.45+12.02
安値932.10+0.67
終値939.52+8.09
各種指標
出来高20億259万株
売買代金1兆4414億円
値上がり1133銘柄
値下がり442銘柄
新高値39銘柄
新安値31銘柄
騰落レシオ80.33

個別株概況

ハイテク株が買われ指数を押し上げた。東京エレクトロン(8035)が3.84%高、アドバンテスト(6857)が5.24%高となるなど半導体製造装置株が高い。京セラ(6971)、TDK(6762)など電子部品株も買われた。

亀井ショックによる銀行株の急落が続き、銀行セクターは業種別値下がり率1位。メガバンク3行がそろって安い。三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が1.90%安、みずほフィナンシャルグループ(8411)が1.54%安。西川善文日本郵政社長の出身行である三井住友フィナンシャル・グループ(8316)の下落率は5%を超えた。りそなホールディングス(8308)は年初来安値更新。地銀株への幅広い売りが継続し、17日の新安値銘柄は19行に増加。庄内銀行(8347)は1月15日につけた年初来安値を更新した。

アイフル(8515)が5.64%安、プロミス(84574)が4.43%安に売られるなど消費者金融株に安いものが目立ったその他金融株が業種別値下がり率3位。証券・商品先物株も売られ、17日に値下がりとなった4業種のうち3つを金融セクターが占めた。値下がり率2位は不動産セクターと、亀井ショックの影響が色濃く出る展開となった。

君津製鉄所・第2高炉の再稼働を発表した新日本製鉄(5401)が4.13%高となったほか、ジェイエフイーホールディングス(5411)が4.95%高となるなど高炉株が全面高。鉄鋼株は業種別値上がり率トップ。住友金属鉱山(5713)が4.54%高、DOWAホールディングス(5714)が6.73%高となった非鉄金属株が業種別値上がり率3位。原油高が好感され国際石油開発帝石(1605)が3.51%高となった鉱業株が値上がり率2位と素材産業への幅広い買いが続いた。

食用油「エコナ」シリーズの販売自粛を発表した花王(4452)は0.89%安。一方、代替需要が向かうとみられた日清オイリオグループ(2602)は3.54%高、J-オイルミルズ(2613)は1.20%高となるなど食用油株が買われた。

セクター別騰落率
業種指数前日比
鉄鋼701.66+3.77%
鉱業564.00+3.53%
非鉄金属824.54+2.68%
食料832.34+2.07%
卸売806.36+2.04%
石油・石炭971.48+1.91%
繊維447.10+1.78%
水産・農林264.28+1.78%
機械892.80+1.71%
電気機器1300.44+1.55%
精密機器2720.30+1.54%
輸送用機器1634.82+1.42%
化学851.26+1.19%
金属製品817.10+1.11%
情報・通信1379.73+1.10%
その他製品1562.98+1.02%
ガラス・土石779.02+0.99%
空運393.01+0.91%
ゴム1280.43+0.89%
海運550.06+0.87%
小売524.58+0.85%
倉庫・運輸1089.52+0.85%
医薬1438.33+0.77%
サービス711.76+0.76%
保険650.47+0.56%
パルプ・紙421.56+0.54%
電気・ガス681.66+0.36%
陸運1149.53+0.23%
建設442.29+0.21%
証券372.09-0.19%
その他金融233.16-0.41%
不動産898.58-1.81%
銀行149.35-2.11%
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