[市況]1月25日の東京株式市場|日経平均77円安、米株安嫌気し一時1カ月ぶり1万500円割れ

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東京株式市場概況

1月25日の東京株式市場は日経平均株価が77円86銭安の1万512円69銭、TOPIXは6.35ポイント安の934.59ポイントと続落。東証1部の出来高は19億1582万株、売買代金は1兆4212億円。騰落銘柄数は値上がり464銘柄、値下がり1072銘柄。25日騰落レシオは108.86%。新高値は12銘柄、新安値は4銘柄。

1日の流れ

22日の米国株式市場は大幅続落。ダウ工業株30種平均が216.90ドル安となった。引き続きオバマ米大統領の金融規制強化方針を嫌気した。過去3日間でダウ工業株30種平均は552.45ドル、5.15%下落した。週明け25日午前9時の東京外国為替市場は1ドル=90円近辺で推移。 東京株式市場は海外要因を背景に、日経平均が112円24銭安の1万478円31銭で取引を開始。2009年12月25日以来、1カ月ぶりに1万500円を割り込んだ。前場の下げ幅は一時175円97銭安に達し、1万400円割れ目前まで下落した。前場終値は127円43銭安の1万463円12銭。昼休み中に1ドル=89円台で推移していたドル円が90円台を回復。後場は下げ幅を縮め、かろうじて1万500円台を維持して取引を終了した。

規模別・業種別動向

規模別株価指数は大型株が0.63%、中型株が0.84%、小型株が0.42%下落。 東証1部の業種別株価指数は全33業種中、6業種が上昇、27業種が下落。値上がり率1位は空運で0.72%上昇。続いて小売が0.38%、電気機器が0.23%上昇。 値下がり率1位は不動産で1.86%下落。続いて保険が1.81%、建設が1.68%下落。

個別株動向

電炉大手の東京製鉄(5423・東1)が76円安の933円と5日続落し、昨年11月30日以来約2カ月ぶりに終値で1000円割れ。2010年3月期の業績予想を下方修正、2009年10月22日に公表した黒字予想から一転赤字予想に転落したことを嫌気した。営業損益を53億円の黒字から37億円の赤字へ、最終損益を15億円の黒字から75億円の赤字へ減額した。 日本写真印刷(7915・東1)が335円安の4090円と急落。2010年3月期の業績予想を下方修正し嫌気された。売上高を1300億円から1250億円、営業利益を128億円から105億円、純利益を78億円から63億円に減額した。修正後の1株利益予想は145円71銭。 協和発酵キリン(4151・東1)が2010年3月期の業績予想を下方修正。売上高を3100億円から3091億円、営業利益を350億円から282億円、純利益を150億円から87億円に減額した。修正後の1株利益予想は15円24銭。25日終値は41円安の921円。 マクニカ(7631・東1)が25日午後2時、2010年3月期の業績予想を上方修正。営業利益を20億円から27億円に、純利益を10億円から15億円に増額した。修正後の1株利益予想は84円73銭。株価は発表後急騰。64円高の1440円で引けた。 クラリオン(6796・東1)が14円高の127円と急伸し、昨年4月24日に付けた昨年来高値115円を9カ月ぶりに更新した。24日付の日本経済新聞朝刊で次世代カーナビシステム開発を報じられたことで買いが向かった。この日は医薬卸のバイタルケーエスケー・ホールディングス(3151・東1)も9カ月ぶりに昨年来高値を更新。一時37円高の609円まで買われ、昨年4月1日に付けた高値582円を上回った。
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