XBRLの間違いとその影響|ワークスアプリケーションズ決算期の表記ミス
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ロイターの速報はXBRLから自動生成しているらしく、第2四半期の業績予想を下方修正と報道されている。同じ内容のニュースがロイター端末でも流れているはずなんだけど、問題にならないんだろうか。見えるXBRL
見えるXBRLは第2四半期の業績が、売上高を例に取ると1月28日に96億5000万円から219億5000万円に大幅増額修正され、同日に95億7800万円で着地という内容の表になってしまっている。無茶苦茶である。 一方で通期予想は、決算短信のXBRLからもデータを取得しているようで、きちんと正確な数値が反映されている。速報キャッチャー
速報キャッチャーは第2四半期の業績予想と決算発表のニュースが並び、それぞれ別の数字を記載。知らずに読めば混乱する。感想とか
2009年11月にドワンゴ(3715・東1)の業績予想修正でXBRLに間違いがあった時も、決算期の表記に関するものだった。今回のワークスアプリケーションズも決算期間違いで、どうも現在のXBRLは決算期が間違いやすい仕様になっているみたいだ。 ロイターで流れる情報なんか結構影響が大きいと思うんだけど、別にそんなことはないのかな。ワークスアプリケーションズくらいだと決算動向が全体相場に影響を与えることはないから関係ないけど、同じようなことが日経225採用の主力銘柄でおきたりしたら、指数が振れることもありえるんじゃないだろうか。どうもXBRLだけを自動処理してデータを蓄積するのではいろいろ問題がありそうだ。 今回もPDFは正確でXBRLは間違いありという結果で、かといって別に誰も困っている様子もないどころか気づいてさえいなさそうで、世間的にはXBRLなんて本当にどうでもいいものなんだなと改めて思ってみたり。
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