[市況]2月9日の東京株式市場|日経平均18円安、下げ渋りも200日線に上値を抑えられる
スポンサーリンク東京株式市場概況
2月9日の東京株式市場は日経平均株価が18円92銭安の9932円90銭、TOPIXは1.44ポイント安の881.57ポイントと4日続落。東証1部の出来高は20億7471万株、売買代金は1兆3685億円。騰落銘柄数は値上がり570銘柄、値下がり968銘柄。25日騰落レシオは81.18%。新高値は13銘柄、新安値は42銘柄。1日の流れ
8日の米国株式市場は大幅安。ダウ工業株30種平均が103.84ドル安の9908.39ドルとなり、2009年11月4日以来約3カ月ぶりに1万ドルを割り込んだ。欧州ソブリン債に対する不安を背景とした下落が続いた。9日朝方の東京外国為替市場は1ドル=89円20銭から30銭で推移。 9日の東京株式市場は日経平均が75円21銭安の9876円61銭で取引を開始。欧州金融不安、米国株安を嫌気し続落スタートとなった。一時プラス転換となる場面もあったが上値は重く、前場は44円17銭安の9907円65銭で取引を終えた。後場は小安い範囲でのもみ合いが続き、日経平均は200日移動平均線9948円21銭を割り込んで取引を終了した。規模別・業種別動向
規模別株価指数は大型株が0.02%、中型株が0.46%、小型株が0.16%下落。前日まで大型株主導の下落が続いていたが、この日は大型株の下落が中型株、小型株に対して軽微で、変化の兆しがあった。 東証1部の業種別株価指数は全33業種中、10業種が上昇、23業種が下落。値上がり率1位は輸送用機器で1.74%上昇。続いて海運が1.11%、卸売が0.67%上昇。値下がり率1位は医薬で1.6%下落。続いて陸運が1.41%、倉庫・運輸が1.37%下落。個別株動向
小糸工業(6747・東2)が80円ストップ安の159円と急落。2009年3月13日に付けた昨年来安値210円を更新した。国土交通省が8日、小糸工業に対し航空機の座席強度などの試験データを偽装していたことが判明したとして業務改善勧告を行った。9日は小糸工業株式50.0%を保有する親会社の小糸製作所(7276・東1)も138円安の1271円と大幅安。 キヤノン(7751・東1)がキヤノンファインテック(6421・東1)を株式交換により完全子会社化すると発表。キヤノンファインテック1株に対しキヤノン株式0.38株を割り当てる。キヤノンファインテックは4月27日付で上場廃止となる。最終売買日は4月26日。キヤノンファインテックは100円高の1328円と急騰。 トヨタ自動車(7203・東1)が95円高の3375円と反発。リコール問題を嫌気し1月21日高値4235円から2月4日安値3195円まで10日間で24.6%下落したが、4日以降3000円を下値に下げ渋っている。 フージャースコーポレーション(8907・東1)が3000円ストップ高の1万7700円と買われ、2009年9月8日に付けた昨年来高値1万5200円を更新。「継続企業の前提に関する注記」の記載が解消となり好感された。 日本海洋掘削(1606・東1)が2010年3月期の業績予想を大幅上方修正。売上高を326億円から351億円、営業利益を65億円から98億円、純利益を61億円から86億円に増額。修正後の1株利益予想は521円57銭。9日終値は150円安の5400円と6日続落。
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