[市況]2月19日の東京株式市場|日経平均212円安、米公定歩合引き上げで大幅安

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東京株式市場概況

2010年2月19日の東京株式市場は日経平均株価が212円11銭安の1万123円58銭、TOPIXは15.65ポイント安の889.08ポイントと4日ぶり反落。東証1部の出来高は18億3313万株、売買代金は1兆2780億円。騰落銘柄数は値上がり162銘柄、値下がり1426銘柄。25日騰落レシオは70.35%。新高値は11銘柄、新安値は13銘柄。

1日の流れ

2月18日の米国株式市場は続伸。ダウ工業株30種平均は83.66ドル高の1万392.90ドル。取引終了後に米連邦準備制度理事会(FRB)が公定歩合を0.25ポイント引き上げ0.75%にすると発表。ドルが全面高となった。1ドル=91円20銭から30銭で推移していたドル円は1ドル=92円00銭まで急伸した。 東京証券取引所は日経平均が1円29銭安の1万334円40銭で取引を開始。午前10時30分頃まで前日終値を挟んだもみ合いが続いた。FRBの公定歩合引き上げに対する見方が定まらず、方向感のない取引が続いた。午前10時30分以降は売りが優勢となり、前場終値は76円26銭安の1万259円43銭。後場は下げ幅を拡大する展開。香港ハンセン指数が公定歩合引き上げを嫌気し急落、東京株式市場もツレ安となった。日経平均は安値引けし、TOPIXは17日に回復した900ポイント台を再び割り込んで終了した。

規模別・業種別動向

規模別株価指数は大型株が1.8%、中型株が1.68%、小型株が1.34%下落。 東証1部の業種別株価指数は全33業種が下落。値下がり率1位は不動産で3.78%下落。続いて建設が2.59%、その他金融が2.51%下落。

個別株動向

日本航空(9205・東1)が前日比変わらずの1円で上場廃止前の最終売買日を終えた。出来高は2762万4000株だった。 カブドットコム証券(8703・東1)が3000円高の8万9800円と反発。18日午後5時、2010年3月期末に創業10周年記念配当700円を実施し、普通配1300円と合わせ1株あたり2000円の配当を行うと発表した。また、3月31日付けで1対200株式分割を行い、単元株を1株から100株に変更することも明らかにした。 スミダコーポレーション(6817・東1)が新高値。一時111円高の865円まで買われ1月25日に付けた昨年来高値795円を更新。終値は83円高の837円。18日引け後、2010年12月期の業績予想を公表し、営業黒字転換が好感された。 トレンドマイクロ(4704・東1)は190円安の3170円と反落。第1四半期(2010年1-3月期)の業績予想で18.9%の営業減益見込みが嫌気された。
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