[市況]2010年2月24日の東京株式市場|日経平均153円安、米株安と為替を嫌気

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東京株式市場概況

2010年2月24日の東京株式市場は日経平均株価が153円27銭安の1万198円83銭、TOPIXは11.68ポイント安の895.69ポイントと続落。東証1部の出来高は17億4625万株、売買代金は1兆2565億円。騰落銘柄数は値上がり252銘柄、値下がり1322銘柄。25日騰落レシオは73.51%。新高値は11銘柄、新安値は24銘柄。

1日の流れ

2月23日の米国株式市場は大幅続落。ダウ工業株30種平均が100.97ドル安の1万282.41ドルと売られた。2月24日の東京外国為替市場は1ドル=90円20銭前後と、前日比1円程度の円高水準で推移。 東京証券取引所は米株安と円高を嫌気し、日経平均が146円95銭安の1万205円15銭で取引を開始。一時222円45銭安の1万129円65銭まで下げ幅を広げた。後場開始直後に下げ幅を108円90銭まで縮め1万200円台を回復する場面もあったが買いは続かず、終日1万200円を下回る水準でもみ合った。

規模別・業種別動向

規模別株価指数は大型株が1.41%、中型株が1.11%、小型株が0.98%下落。 東証1部の業種別株価指数は全33業種が下落。値下がり率1位は不動産で2.02%下落。続いて小売が1.86%、証券が1.78%下落。最も下落率が低かったのは医薬の0.04%で、続いて保険が0.18%、水産・農林が0.35%とディフェンシブセクターが底堅く推移した。

個別株動向

大規模リコール問題をめぐり、豊田章男社長が米議会下院公聴会へ証人としての出席を控えるトヨタ自動車(7203・東1)は50円安の3275円と続落。直近安値をつけた2月4日の3195円に接近してきた。この安値はリコール問題への批判が最高潮に達し、連日の大幅安となる中で付けた株価。2月4日の終値は3280円で、2月24日終値はこれを下回った。 昭和シェル石油(5002・東1)が69円安の629円と反落。一時73円安の625円まで売られ、2月15日に付けた昨年来安値683円を更新。23日引け後、2010年12月期の減配予想を発表し嫌気された。1株あたりの配当を前期の36円から18円に半減させる。 スズキ(7269・東1)が25円安の1912円と続落。インドで四輪車生産を行う合弁子会社マルチ・スズキ・インディアリコールを発表して大幅安となり、スズキも売られた。 クラボウ(3106・東1)が10円高の156円と反発。2010年3月期の純利益予想を増額し好感された。
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