[市況]8月19日の東京株式市場|日経平均80円安、中国株式市場急落を嫌気

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全体概況

8月19日の日経平均株価は前日比80円96銭安の1万204円00銭と反落。東証1部の出来高は21億7878万株、売買代金は1兆3685億円。値上がり465銘柄、値下がり1097銘柄、25日騰落レシオは119.31。新高値は65銘柄、新安値は8銘柄だった。

後場半ばまでは前日終値をはさんだ小動き。3月期決算企業の第1四半期決算発表がほぼ終了し、8月30日の総選挙を前にポジションを傾けにくい状況を反映、方向感に欠ける展開が続いた。午後2時すぎ、中国・香港株式市場で上海総合指数、香港ハンセン指数が急落、日経平均も下げ足を速めた。

日経平均  
始値10269.97-14.99
高値10327.17+42.21
安値10195.11-89.85
終値10204.00-80.96
TOPIX
始値950.25+0.59
高値953.77+4.11
安値942.31-7.35
終値943.25-6.41
各種指標
出来高21億7878万株
売買代金1兆3685億円
値上がり465銘柄
値下がり1097銘柄
新高値65銘柄
新安値8銘柄
騰落レシオ119.31

個別株概況

昭和シェル石油(5002)と共同で急速充電システムを開発すると発表した日産自動車(7201)が堅調。トヨタ自動車(7203)、ホンダ(7267)なども底堅く推移した。

三洋電機(6764)は材料が相次ぎ急騰。10%を超える値上がりとなった。19日付日本経済新聞朝刊1面で2011年をメドにトヨタハイブリッド車用リチウムイオン電池を納入開始と伝えられたことや、三洋電機の電解水技術に新型インフルエンザ抑制効果が確認されたと発表し、好感された。

新型インフルエンザ関連株が再び一斉高。19日付朝刊各紙で新型インフルエンザの感染拡大が伝えられ、シキボウ(3109)、イワキ(8095)、日本バイリーン(3514)、クラボウ(3106)、トーア紡コーポレーション(3204)、富士紡ホールディングス(3104)、栄研化学(4549)、日本エアーテック(6291)などが大きく買われた。急騰株が続出した繊維セクターは業種別値上がり率で1位となった。

18日引け後に2010年6月期の業績予想を発表したドン・キホーテ(7532)は1.62%安。

三菱UFJ証券がレーティングを引き上げた富士電機ホールディングス(6504)は3.51%高の177円。三菱UFJ証券では目標株価を205円としている。

三井住友フィナンシャルグループ(8316)が大和証券グループ本社(8601)と、大和証券SMBCの子会社化に向け交渉していると複数の報道機関で伝えられた。三井住友は1.50%安、大和証券は変わらず。

セクター別騰落率
業種指数前日比
繊維478.95 +1.58%
輸送用機器1752.13 +0.47%
医薬1413.18 +0.37%
その他製品1575.86 +0.08%
ゴム1328.39 -0.09%
金属製品794.35 -0.22%
精密機器2655.90 -0.35%
化学822.97 -0.37%
小売521.07 -0.38%
卸売790.75 -0.42%
パルプ・紙417.25 -0.43%
電気・ガス673.27 -0.46%
空運394.73 -0.47%
水産・農林266.59 -0.59%
電気機器1253.86 -0.62%
鉱業491.40 -0.63%
陸運1104.48 -0.64%
機械873.03 -0.72%
非鉄金属795.15 -0.79%
サービス698.45 -0.82%
食料790.89 -0.90%
鉄鋼730.82 -1.04%
倉庫・運輸1111.39 -1.17%
石油・石炭948.07 -1.36%
銀行166.62 -1.44%
情報・通信1321.90 -1.47%
建設454.08 -1.47%
ガラス・土石820.52 -1.54%
証券410.10 -1.57%
その他金融249.62 -1.87%
不動産879.88 -1.89%
海運552.78 -1.94%
保険645.72 -1.95%
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