キユーピーが米アマゾン人気で新値 公開 2010年4月26日(月) スポンサーリンク 2010年4月26日、キユーピー(2809)が寄り付きから値を飛ばして、年初来高値を更新した。 日足チャートを見る限りでは材料が出た時の値動きだが、会社側からの発表や証券会社のレーティングはなかった。この日は日経平均が2.30%、TOPIXは1.89%上げた。単にその地合いに乗っただけかもしれない。しかし、中心になって買われたのは輸出関連株だ。業種別株価指数は全業種が値上がりしたが、食品株は値上がり率下位だった。材料で買われたのだとしたら、前日に米国のアマゾンでキユーピーマヨネーズが人気になっているとの話題しかない。東洋経済はそれが理由と伝えていた。サーチナも同様の記事を出していた。 下はキユーピーの10年チャート。 基本的に往来相場。2005年1月を最後に900円を割り込んだことはなく、この5年間は900円から1200円の間を行ったり来たりしている。ただし下値は徐々に切り上がっている。大きな相場は一度もない。食品株だからそれで当たり前だ。 しかし食品株でも、人気化すれば大きく動くことはある。キユーピーの話題が大きく膨らむか一過性のもので終わるかは分からないが、テーマとしての目新しさは申し分ない。東洋経済が記事にした以上、証券会社や証券マスコミも嗅ぎつけただろう。 これまでになかったテーマで人気化し、それが実際の利益に結びつき業績を伸ばし始めると、株価がそれまでになかった水準に上昇することがある。長年無相場だった銘柄でそういうことが起きると、動きは急なものになる。キユーピーでいうなら、1200円台抜けから1993年高値を更新するような展開だ。 仮に材料として不発になっても、下値はあまりなさそうに思える。 個別株 食品関連 スポンサーリンク スポンサーリンク Tweet Pocket