業績好調で後発医薬品株が本格上昇中、上場来高値相次ぐ
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上は2010年3月2日から6月3日の比較チャート。2010年4月以降、はっきりと差が付いている。この動きは今期の業績予想に素直に沿ったものだ。以下は先発薬3社と後発薬4社の2011年3月期業績予想の比較(日医工のみ2010年11月期予想)。
| 社名 | コード | 2011年3月期予想 | ||
|---|---|---|---|---|
| 営業利益 | 純利益 | |||
| *日医工のみ2010年11月期予想 | ||||
| 先発薬 | 武田薬品工業 | (4502) | 3300億円(21.5%減) | 2200億円(26.1%減) |
| アステラス製薬 | (4503) | 1520億円(18.5%減) | 1070億円(12.5%減) | |
| 第一三共 | (4568) | 900億円(5.8%減) | 450億円(7.5%増) | |
| 後発薬 | 沢井製薬 | (4555) | 100億円(17.4%増) | 58億円(16.4%増) |
| 東和薬品 | (4553) | 89億円(14.9%増) | 53億円(15.2%増) | |
| 日医工 | (4541) | 66億円(5.7%増) | 38億円(1.0%増) | |
| 日本ケミファ | (4539) | 16億円(108.6%増) | 6億円(122.2%増) | |
沢井製薬。上場来高値を更新中。
東和薬品。6月3日終値は7680円。上場来高値は2007年8月30日の5990円で、更新が目前。
日医工。6月3日終値は3095円。上場来高値は2009年9月4日の3350円で、こちらも更新が目前だ。5月28日には仏サノフィ・アベンティスとの資本・業務提携を発表した。
日本ケミファのみ上場来高値更新の見込みはしばらくない。上場来高値はバブル期の1989年11月7日につけた2450円で、6月3日終値は335円とはるか下だ。ただし、業績は低迷を脱し回復に向かいつつある。3月31日終値260円から5月31日終値340円まで株価は2カ月で30.7%上昇した。変化率という点では、他3社を上回ることもありえるだろう。
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