京阪電鉄が2010年3月期業績予想を下方修正、新型インフルエンザの影響受け旅客収入減少

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京都・大阪・滋賀が地盤の私鉄、京阪電気鉄道(9045)が8月26日午後3時、2010年3月期業績予想の下方修正を発表した。2009年9月中間期の売上予想を1282億円から1234億円(前年同期1284億円)に、営業利益予想を87億円から73億円(同97億円)に、2010年3月通期の売上予想を2600億円から2541億円(前期2607億円)に、営業利益予想を145億円から130億円(146億円)に減額。景気の低迷や新型インフルエンザにより、旅客収入が落ち込んだ影響を受けた。

2009年9月中間期連結業績予想
売上営業利益経常利益純利益1株利益
単位:円
5月12日発表予想1282億87億64億40億7.10
8月26日修正予想1234億73億51億37億6.57
前年同期1284億97億2800万77億7800万48億7900万8.66
2010年3月通期連結業績予想
売上営業利益経常利益純利益1株利益
単位:円
5月12日発表予想2600億145億89億53億9.41
8月26日修正予想2541億130億77億51億9.06
前期2607億146億109億74億100万13.14

部門別の通期業績予想では、主力事業の運輸業が営業収益862億円予想から847億円予想へと減額され、運賃収入の落ち込みを見込んだ内容となっている。前期実績866億6500万円からは2.3%の減収。営業利益では60億円予想から56億円予想への減額となり、前期実績の67億5100万円からは17.1%の減益となっている。その他の部門では景気の影響を受けやすいレジャー・サービス業の営業損益が前回予想の8億円の黒字から1億円の赤字(前期5800万円の赤字)となっている。

京阪電鉄株の主力市場大証では、午後3時の業績修正発表後、午後3時10分の取引終了まで売買が続いたが発表に対する反応はなかった。午後3時時点の株価が413円、午後3時10分につけた終値も413円だった。

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