2011年3月15日の日本株市況|福島原発危機にパニック売り、日経平均1015円安と4日続落

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全体概況

2011年3月15日の日経平均株価は前日比1015円34銭安の8605円15銭、TOPIXは前日比80.23ポイント安の766.73ポイントとともに4日続落した。東証1部の出来高は57億7715万株、売買代金は3兆947億円。値上がり34銘柄、値下がり1637銘柄、25日騰落レシオは72.82%。新高値は24銘柄、新安値は1042銘柄。東証業種別株価指数は全33業種が値下がりとなった。

日経平均  
始値9441.66-178.83
高値9441.66-178.83
安値8227.63-1392.86
終値8605.15-1015.34
TOPIX
始値831.52-15.44
高値831.60-15.36
安値725.90-121.06
終値766.73-80.23
各種指標
出来高57億7715万株
売買代金3兆947億円
値上がり34銘柄
値下がり1637銘柄
新高値24銘柄
新安値1042銘柄
騰落レシオ72.82

雑感

すさまじい数字だ。売買代金3兆円は何度も見たことがあるが、出来高57億は初めて見た。新安値1000超はリーマン・ショック時に連続で記録している。2008年10月7日に新安値1207銘柄、8日1166銘柄、10日1166銘柄。同年1月16日にも新安値1163銘柄という日がある。時期から見てベアー・スターンズ絡みかな。

福島原発の危機が去るまで反発はないだろう。東京電力はきょうもストップ安比例配分で1221円まで下がった。東電株を長く保有し続けてきた機関投資家や資産家が逃げ出しているのだろう。

年度末のこの時期にこの大混乱だ。破綻する会社も続出するだろう。この時期に立つはずだった売上が立たなくなり、業績下方修正に追い込まれる会社も相次ぐのではないか。この株価水準のまま年度末を迎えれば、金融機関決算も悲惨なことになりそうだ。

民主党は対策を打つだろうか。今は目の前にある危機への対処でいいが、その後には向こう百年を見据えた国家計画が必要だ。彼らにそれが打ち出せるとはとても思えないのだが。

規模別株価指数
業種指数前日比
大型株779.1-8.56%
中型株807.62-10.62%
小型株1104.86-12.35%
セクター別騰落率
業種指数前日比
保険500.69-3.24%
輸送用機器1490.9-6.51%
鉱業348.85-6.51%
ゴム1178.75-7.00%
その他製品1210.42-7.42%
医薬1180.39-7.98%
サービス636.19-8.05%
電気機器1115.83-8.22%
卸売733-8.44%
その他金融232.07-8.45%
機械829.72-8.64%
銀行107.16-9.41%
陸運844.99-9.51%
ガラス・土石722.29-9.67%
海運414-9.98%
情報・通信1203.72-10.13%
化学685.59-10.50%
金属製品685.39-10.69%
空運210.56-10.76%
石油・石炭844.47-10.77%
証券213.93-10.98%
繊維375.96-11.22%
建設403.63-11.25%
食料657.98-11.36%
精密機器2195.91-11.66%
小売414.39-12.59%
パルプ・紙300.57-13.02%
水産・農林206.98-13.03%
非鉄金属649.49-13.14%
倉庫・運輸876.3-13.16%
不動産686.37-13.21%
鉄鋼486.32-13.24%
電気・ガス490.75-14.92%

新興市場概況

3月15日の新興市場は日経ジャスダック平均が10.29%安と7日続落、東証マザーズ指数は11.26%安と7日続落した。ジャスダック、東証マザーズの2市場合計の出来高は10841万株、売買代金は628億円。値上がり53銘柄、値下がり1056銘柄。新高値14銘柄、新安値542銘柄だった。
新興市場指数  
日経JQ平均1055.49-10.29%
JQ指数45.46-8.49%
マザーズ指数363.73-11.26%
新興2市場合計
出来高10841万株
売買代金628億円
値上がり53銘柄
値下がり1056銘柄
新高値14銘柄
新安値542銘柄
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