[市況]9月2日の東京株式市場|日経平均249円安、米株安を受け大幅反落

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全体概況

9月2日の日経平均株価は前日比249円60銭安の1万280円46銭と大幅反落。1日の米国株式市場はサーベラス傘下のヘッジファンドが破綻するとのうわさなどを嫌気し、ダウ工業株30種平均が185ドル安の大幅下落となった。これを受け日経平均は寄り付きから大きく売られる展開。取引開始後すぐに1万300円割れとなり、終日1万200円台で推移。下げ幅は一時300円超に達した。値下がり銘柄数は全体の88%、東証業種別株価指数は全33業種が値下がりと、全面安の1日となった。

東証1部の出来高は19億6461万株、売買代金は1兆4660億円。値上がり143銘柄、値下がり1491銘柄、25日騰落レシオは98.78。新高値は28銘柄、新安値は12銘柄だった。

日経平均  
始値10378.08-151.98
高値10378.08-151.98
安値10215.60-314.46
終値10280.46-249.60
TOPIX
始値956.51-12.26
高値956.51-12.26
安値944.18-24.59
終値949.81-18.96
各種指標
出来高19億6461万株
売買代金1兆4660億円
値上がり143銘柄
値下がり1491銘柄
新高値28銘柄
新安値12銘柄
騰落レシオ98.78

個別株概況

公募増資を発表、最大5500万株の新株を発行し800億円規模の調達を行うことが明らかとなったエルピーダメモリ(6665)が一時ストップ安まで売られた。終値は16.40%安の1285円。

9月1日引け後、2010年2月期の業績予想を下方修正したセブン&アイ・ホールディングス(3382)は2.69%安。天候不順の影響を受け夏物商品が不振だった

8月の月次売上が小売各社から発表され、明暗が分かれた。8月既存店売上が前年同月比4.4%増、全店8.6%増メガネトップ(7541)は4.57%高に買われ7月21日につけた年初来高値1610円を更新。終値は1670円。8月の受注金額が過去最高となった京都きもの友禅(7615)は8月25日につけた年初来高値983円を更新。一時67円高の1009円まで買われ、2008年6月以来の1000円台を回復した。一方で8月既存店売上高が11.0%減となったポイント(2685)は続落。1.42%安の5560円となった。

9月2日付読売新聞朝刊でMBO計画の全容が明らかになったと報じられた吉本興業(9665)が15.96%高となった。報道ではメーンバンクの三井住友銀行、民法キー局、電通(4324)、KDDI(9433)など20社が総額500億円を拠出し、 TOBで全株式を取得する計画としている。

伊藤園(2593)が逆行高。メリルリンチ日本証券が投資判断を「買い」に、目標株価を900円から2350円に引き上げ好感された。伊藤園の終値は2.06%高の1683円。

セクター別騰落率
業種指数前日比
電気・ガス685.81 -0.82%
陸運1155.59 -0.94%
その他製品1597.70 -1.09%
水産・農林266.63 -1.10%
サービス712.80 -1.23%
不動産895.02 -1.24%
化学846.62 -1.44%
金属製品823.85 -1.44%
食料806.76 -1.50%
医薬1431.09 -1.54%
情報・通信1349.13 -1.69%
精密機器2709.73 -1.73%
機械881.58 -1.83%
ゴム1311.85 -1.94%
鉄鋼690.92 -2.03%
その他金融263.03 -2.04%
海運554.75 -2.05%
石油・石炭941.05 -2.09%
卸売779.25 -2.13%
証券411.59 -2.16%
電気機器1282.05 -2.19%
空運397.99 -2.20%
繊維459.66 -2.24%
ガラス・土石813.36 -2.25%
小売529.23 -2.26%
輸送用機器1691.78 -2.29%
非鉄金属788.66 -2.43%
建設454.31 -2.56%
銀行166.16 -2.69%
パルプ・紙431.24 -3.03%
保険659.72 -3.24%
倉庫・運輸1110.59 -3.29%
鉱業508.07 -4.04%
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