2011年7月28日の日本株市況｜日経平均145円安続落、1万円割れ

全体概況

2011年7月28日の日経平均株価は前日比145円84銭安の9901円35銭、TOPIXは前日比10.74ポイント安の848.37ポイントとともに続落した。東証1部の出来高は17億9526万株、売買代金は1兆1798億円。値上がり278銘柄、値下がり1288銘柄、25日騰落レシオは109.08％。新高値は14銘柄、新安値は5銘柄。東証業種別株価指数は全33業種中、値上がり1業種、値下がり32業種だった。

メモ

米債務上限引き上げ問題で解決の糸口が見えず、27日の米国株式市場は全面安。ダウ工業株30種平均は198.75ドル（1.59％）下落。これを受け東京株式市場も全面安の展開。日経平均は取引開始と同時に1万円を割り込み、終日安値圏で推移。25日移動平均線、200日移動平均線を下回った。

為替は28日朝方は1ドル＝78円台に上昇していたが、昼過ぎから再びドルが下落、18時現在は1ドル＝77円台後半で推移。ユーロ・円は1ユーロ＝111円台に円が上昇。ユーロ・ドルは1ユーロ＝1.4350～1.4375ドルと前日よりドルが上昇。

長らく高水準で推移していた騰落レシオが109.08ポイントまで急低下。

年初来高値更新銘柄数は大幅に減少。新値を取った銘柄も、引けにかけては下落に転じたものが目立った。

サイバーエージェント（4751）は午前に年初来高値を更新したものの、終値では-2.97％安。ただ、チャートは三角もちあいの頂点に達している。外部環境の悪化がなければ上抜けが期待される状況。

ゲンキー（2772）も午前に年初来高値を更新した後、下落に転じた。大引けは-1.74％安。長らく上昇が続いた後に長い上ヒゲを持つ陰線をつけた。25日線からの乖離も大きく、いったん25日線付近まで押すかもしれない。

新興市場概況

7月28日の新興市場は日経ジャスダック平均が0.69％安と3日続落、東証マザーズ指数は2.66％安と4日ぶり反落した。ジャスダック、東証マザーズの2市場合計の出来高は4396万株、売買代金は493億円。値上がり201銘柄、値下がり650銘柄。新高値10銘柄、新安値5銘柄だった。