2011年8月2日の日本株市況|日経平均120円安と反落
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2011年8月2日の日経平均株価は前日比120円42銭安の9844円59銭、TOPIXは前日比7.74ポイント安の843.96ポイントとともに反落した。東証1部の出来高は16億3385万株、売買代金は1兆1574億円。値上がり319銘柄、値下がり1256銘柄、25日騰落レシオは105.40%。新高値は24銘柄、新安値は13銘柄。東証業種別株価指数は全33業種中、値上がり3業種、値下がり30業種だった。
日経平均 | ||
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始値 | 9872.17 | -92.84 |
高値 | 9873.46 | -91.55 |
安値 | 9822.30 | -142.71 |
終値 | 9844.59 | -120.42 |
TOPIX | ||
始値 | 845.77 | -5.93 |
高値 | 846.66 | -5.04 |
安値 | 841.98 | -9.72 |
終値 | 843.96 | -7.74 |
各種指標 | ||
出来高 | 16億3385万株 | |
売買代金 | 1兆1574億円 | |
値上がり | 319銘柄 | |
値下がり | 1256銘柄 | |
新高値 | 24銘柄 | |
新安値 | 13銘柄 | |
騰落レシオ | 105.40 |
メモ
米債務上限引き上げ問題が期限内に決着したものの、株価の下落続く。週明け1日の米株式市場は債務上限引き上げ交渉が週末にまとまったことを好感し取引開始直後は上昇したものの、その後急落。ダウ工業株30種平均は139ドル高から145ドル安まで急降下し、一時1万2000ドルを割りこんだ。最近の株価下落の本当の理由は景気減速の方だったということだろう。
為替は神経質な動き続く。ドル・円は8月1日夜中、1ドル=76円28銭を付け、3月17日に付けた戦後最安値76円25銭に肉薄。2日の日中は1ドル=77円半ばで推移。ユーロ・円もドル・円とほぼ同じ動き。8月1日夜中、1ユーロ=108円68銭まで円が買われた。ユーロ・ドルは1ユーロ=1.428ドルから1.415ドルで推移。
東京市場も下落。新高値銘柄が減り、新安値となる銘柄に増加傾向。下落率は小型株が大型株、中型株を上回った。
半導体関連に年初来安値更新銘柄が続出。新川(6274)は連日の新安値。新光電気工業(6967)は東日本大震災直後の安値を下回った。東京エレクトロン(8035)は業績予想を大幅下方修正し株価は下放れ。減額の理由をスマートフォンやタブレット端末などの在庫調整で、半導体メーカーの設備投資抑制の動きが起きているためとしている。
これ、実際のところはどうなんだろう。一見、景気減速で末端市場の売れ行きが鈍り、在庫がだぶつき始めたように見える。一方で絶好調のアップルはこの状況でまだ株価が上がっている。インテルの株価はぱっとしない。Androidは売れ行きが良さそうに見えるが、返品も異常に多いという指摘もあり、どうもiPhone、iPad対抗スマートフォンを作りまくったが、在庫がだぶつきまくりという状況を表しているような気もする。
そのほかリコー(7731)、ローランド(7944)、ヤフー(4689)、日本オラクル(4716)も新安値。フォスター電機(6794)も安値更新が続く。
新高値で目がついたのはメッセージ(2400)やツクイ(2398)の介護関連。ヤマタネ(9305)はわずかに高値更新。
業種 | 指数 | 前日比 |
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大型株 | 826.12 | -0.89% |
中型株 | 932.55 | -0.91% |
小型株 | 1357.51 | -1.06% |
業種 | 指数 | 前日比 |
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保険 | 519.21 | +0.68% |
石油・石炭 | 1031.7 | +0.65% |
水産・農林 | 248.4 | +0.47% |
食料 | 783.12 | -0.23% |
医薬 | 1275.55 | -0.24% |
情報・通信 | 1365.86 | -0.35% |
卸売 | 861.71 | -0.37% |
サービス | 736.13 | -0.38% |
金属製品 | 800.26 | -0.38% |
その他金融 | 270.37 | -0.43% |
小売 | 519.65 | -0.46% |
輸送用機器 | 1633.18 | -0.60% |
鉱業 | 425.63 | -0.65% |
陸運 | 939.09 | -0.78% |
繊維 | 447.03 | -0.81% |
化学 | 808.8 | -0.87% |
証券 | 208.51 | -0.95% |
銀行 | 114.86 | -0.97% |
パルプ・紙 | 348.14 | -1.01% |
不動産 | 780.42 | -1.09% |
建設 | 454.74 | -1.25% |
電気機器 | 1223.12 | -1.35% |
ゴム | 1443.61 | -1.47% |
精密機器 | 2607.14 | -1.53% |
電気・ガス | 367.66 | -1.55% |
非鉄金属 | 777.04 | -1.56% |
海運 | 390.44 | -1.56% |
ガラス・土石 | 771.44 | -1.64% |
その他製品 | 998.62 | -1.71% |
鉄鋼 | 545.64 | -1.73% |
倉庫・運輸 | 1005.65 | -1.75% |
機械 | 950.64 | -2.24% |
空運 | 234.8 | -3.00% |
新興市場概況
8月2日の新興市場は日経ジャスダック平均が0.49%安、東証マザーズ指数は1.82%安した。ジャスダック、東証マザーズの2市場合計の出来高は3554万株、売買代金は423億円。値上がり275銘柄、値下がり535銘柄。新高値14銘柄、新安値4銘柄だった。新興市場指数 | ||
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日経JQ平均 | 1268.02 | -0.49% |
JQ指数 | 52.10 | -0.33% |
マザーズ指数 | 455.29 | -1.82% |
新興2市場合計 | ||
出来高 | 3554万株 | |
売買代金 | 423億円 | |
値上がり | 275銘柄 | |
値下がり | 535銘柄 | |
新高値 | 14銘柄 | |
新安値 | 4銘柄 |