[市況]9月14日の東京株式市場|日経平均242円安、1ドル=90円割れ目前のドル安嫌気し大幅続落

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全体概況

9月14日の日経平均株価は前日比242円27銭安の1万202円6銭と大幅続落。1ドル=90円割れ目前までドル売りが進行、日経平均は56円安で寄りついたあと下げ幅を広げ、午前11時半すぎには273円59銭安の1万170円74銭まで下落した。その後は1万200円をはさんだ安値圏でもみ合う展開となった。大引けではかろうじて1万200円台を維持したものの、出来高、売買代金とも低水準。日経平均は1万500円の節目で3度跳ね返されており、調整色を強めている。

東証1部の出来高は17億8637万株、売買代金は1兆1806億円。値上がり237銘柄、値下がり1365銘柄、25日騰落レシオは82.46%。新高値は23銘柄、新安値は26銘柄。東証業種別株価指数は全33業種中、値上がり3業種、値下がり30業種だった。

日経平均  
始値10388.32-56.01
高値10388.32-56.01
安値10170.74-273.59
終値10202.06-242.27
TOPIX
始値946.68-3.73
高値946.68-3.73
安値930.20-20.21
終値934.05-16.36
各種指標
出来高17億8637万株
売買代金1兆1806億円
値上がり237銘柄
値下がり1365銘柄
新高値23銘柄
新安値26銘柄
騰落レシオ82.46

個別株概況

日本航空(JAL)(9205)が出来高をともなって大幅上昇。7.98%高の176円に買われ75日移動平均線を回復。米デルタ航空、米アメリカン航空との資本・業務提携で交渉入りが明らかとなり好感された。空運は業種別値上がり率1位。

電気化学工業(4061)は続伸。2010年3月期の業績予想と配当予想の増額、白色LED関連事業への参入を発表した。

地銀株に新安値銘柄が続出。9月8日以降の、自己資本規制強化策を嫌気した売りが続いている。14日は山梨中央銀行(8360)、トマト銀行(8542)、百十四銀行(8386)、中京銀行(8530)などが年初来安値を更新。

大和証券グループ本社(8601)、野村ホールディングス(8604)が3%を超える下落となり、証券セクターは値下がり率2位。

円高が嫌気され輸送用機器、電気機器など輸出関連セクターが下落率上位となった。トヨタ自動車(7203)が2.60%安、ホンダ(7267)は2.97%安となりともに75日移動平均線割れ。キヤノン(7751)が3.36%安、ニコン(7731)が2.78%安となるなどハイテク関連もやすい。

セクター別騰落率
業種指数前日比
空運403.87+2.41%
パルプ・紙432.51+0.16%
電気・ガス681.75+0.01%
海運559.17-0.31%
情報・通信1387.68-0.41%
医薬1420.60-0.52%
陸運1158.24-0.54%
鉱業542.99-0.66%
小売525.58-0.68%
水産・農林262.62-0.81%
食料814.33-0.99%
サービス711.95-1.00%
保険655.15-1.02%
その他製品1564.50-1.03%
卸売788.09-1.18%
石油・石炭957.05-1.19%
繊維442.96-1.54%
建設442.83-1.56%
銀行156.07-1.60%
その他金融246.35-1.69%
鉄鋼677.49-1.81%
金属製品813.83-1.89%
化学839.72-1.99%
倉庫・運輸1097.16-2.04%
不動産922.36-2.35%
機械868.75-2.67%
精密機器2644.96-2.78%
ゴム1253.03-2.90%
輸送用機器1611.79-2.91%
電気機器1259.11-2.98%
非鉄金属794.87-3.14%
証券379.39-3.19%
ガラス・土石773.49-3.59%
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