［市況］10月15日の東京株式市場｜日経平均178円高、NYダウ1年ぶり1万ドル回復好感し大幅反発

全体概況

10月15日の日経平均株価は前日比178円44銭高の1万238円65銭と反発。14日の米国株式市場でダウ工業株30種平均が大幅続伸、144.80ドル高の1万15.86ドルとなり2008年10月3日以来約1年ぶりに1万ドルの大台を回復。東京株式市場も寄り付きから大幅に上昇して始まった。ただ、上値を追う動きには乏しく、買い一巡後は高値圏でのもみ合いとなった。

東証1部の出来高は19億9847万株、売買代金は1兆3743億円。値上がり1114銘柄、値下がり421銘柄、25日騰落レシオは85.25％。新高値は38銘柄、新安値は16銘柄。東証業種別株価指数は全33業種中、値上がり28業種、値下がり5業種だった。

個別株概況

14日引け後に決算速報を発表、2009年7-9月期の営業黒字化を好感されたエルピーダメモリ（6665）は7日続伸。前場、一時77円高の1301円まで買われた。終値は2.94％高の1260円。

14日後場にソフマップ（2690）の完全子会社化を発表したビックカメラ（3048）が4.62％高の3万4000円。一方のソフマップは16.59％安の171円となり、前日売買停止前の上昇分を消した。

日本航空（9205）が10％超の大幅下落となり、9月28日につけた上場来安値126円を更新。経営再建タスクフォースが13日にまとめた再建案の実現は難しいとの見方から処分売りが相次いだ。

安川電機（6506）が連日の年初来高値更新。ゴールドマン・サックス証券が投資判断を「中立」、目標株価を630円に引き上げた。15日終値は6.97％高の767円。

14日、690円の低価格ジーンズの販売開始を発表したドン・キホーテ（7532）は2.35％高の2175円。クレディ・スイス証券が目標株価を2050円から2400円に引き上げたことも好感された。