［市況］11月5日の新興市場｜3市場とも軟調

全体概況

11月5日の新興市場は日経ジャスダック平均が0.53％安と反落、東証マザーズ指数は0.86％安と3日続落、大証ヘラクレス指数は0.01％安と3日続落した。

ジャスダック、東証マザーズ、大証ヘラクレスの主要3市場合計の出来高は2億4617万株と急増。RISE（8836）の出来高が1億9822万株に達したことで、ジャスダックの出来高が2億3645万株と前日の5956万株から4倍近くに膨らんだことが要因。RISEの旧社名はヒューネット。4日引け後に9月中間期の業績予想を修正、純利益予想を3000万円から3500万円に微増額。短期資金が流入した。

3市場合計の売買代金は273億円、騰落銘柄数は値上がり289、値下がり509、新高値16銘柄、新安値21銘柄だった。

個別株概況

医薬品安全性試験のイナリサーチ（2176）がストップ安。4日引け後、2010年3月期の業績予想を下方修正し売られた。営業利益予想を4億100万円から8400万円に、純利益予想を1億9600万円から300万円に減額。非臨床試験分野の受注が伸び悩んだ。

駐車場綜合研究所（3251）が1200円安の1万1500円と大幅反落。4日引け後、2010年3月期の業績予想を修正、営業利益予想を3400万円から1億200万円に、純利益予想を1600万円から5400万円に増額した。上方修正後のEPS（１株利益）は743円34銭。駐車場綜研株は10月初旬から出来高を伴い動意。10月20日には年初来高値の1万4850円まで上昇し、その後も値動きの荒い展開が続いていた。